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科学と疑似科学とを判別する

550diamonds8888x:2019/12/13(金) 05:55:21 ID:t0BDBsW2
>>549
 観測事実だけなら、それは単なるひとつの原子命題であり、それだけで矛盾することはありません。矛盾は、観測事実と何らかの理論との間に生じます。そしてある理論が否定されるのは、その理論と観測事実とが矛盾した時です。むろん理論の中自体で矛盾があることが見つかることもあるでしょうが、それは大抵は理論が作られるときに消されていることが多いでしょう。
 科学的論争では相手の理論の中や、相手の理論と観測事実との間に矛盾を見つけることにより、相手の理論を否定することが多く行われます。矛盾というのは理論を否定する手段そのものなのです。

>背反関係にある波動性と粒子性の並立つまり「P∧¬P」という結論に、必然的になってしまうのではないか?

 1と2が観測事実であり間違いがないのならば、「P∧¬P」という結論に、必然的になってしまった時点で、理論である3は間違った理論だと判明したのです。すなわち理論が観測事実により反証されたのです。もちろん1または2の観測が間違いである可能性もありますから、そこは実験科学者の出番ということになります。が、ともかくも観測事実に矛盾する理論は捨てるというのがニュートン以来の、いやベーコン以来の、Kenさんもしっかり認めていた経験主義に基づく近代科学の方法です。

>量子論のような具体案で3を否定するならよいのです。そのような具体案がなく、ただ「P∧¬P」では困るから、とにかく3を否定することに論理性があるとは思えません。

 ただ「波動と粒子は背反関係にない」では困るから、今のところ間違った理論3に替わる具体案がないから、とにかく「P∧¬P」を否定する、などという態度こそ論理性がありません。それは一番基本的な論理法則なのですから。現代科学どころか、あらゆる論理的思考に基づく理論の一番の核です。

 矛盾とは理論を否定する手段そのものです。


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