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科学と疑似科学とを判別する

515diamonds8888x:2019/10/07(月) 05:25:52 ID:L8o3xA0o
>>512
 こちらの問いも大切ですね。

> でも、diamonds8888xさんの基準とは、あらゆる発展段階で普遍的に適用されるものでしょう? どんな知識体系の中でも、その基準に照らし、ある科学理論は「疑似科学」と判定されるはずです。言い換えれば、知識体系が変わっても、疑似科学が正しい科学になったり、その反対が起こるわけではないのではありませんか?

 混乱しやすいですから注意して読んでください。その通りですが、「知識体系」の中に「科学的方法論に関する間違った知見」が入っていれば、その「知識体系」にどっぷりつかっている人は間違えますよね。

 既に述べましたが科学的方法論に関する知見自体も歴史的に進歩してきたのです。科学的方法自体が歴史的に発展してきたものですから、昔の議論に現代の基準に沿わないものが混じっていることもあり得ます。

 とはいえ近代科学勃興期以降、すなわちガリレイやニュートン以降の研究者ならほぼ現代の基準にも沿っているでしょうから事例として挙げることは不適切なことではありません。しいて言えば、当時はまだ確率的思考というものは現代ほど進展していなかったようです。これは現代人にとっても難しいから仕方ない。

 そして如何に古代にまでさかのぼったとしても、さすがに「矛盾を許容する自然哲学理論」を唱えた哲学者はいないと思いますよ。皮肉かジョークか比喩でもない限りは。なにせギリシャ人は論理を貴ぶ人達ですからね。中国など他の地域の哲学者だって自分の理論の矛盾に気付かないことはあっても、矛盾があると知ってて唱えた人はいないと思いますけどねえ。


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