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科学と疑似科学とを判別する

512Ken:2019/10/05(土) 14:12:39 ID:KBz.PgiU
ファインマン物理は第2巻の17章まで読みました。ちょうど電磁誘導の説明が終わったところですが、マクスウェル理論から特殊相対論への流れ(示唆?)はまだ現れません。13章で相対論の話が登場した時はもしやと思いましたが、内容はマクスウェル理論を相対論で再解釈する、というものでした。

「場」については、電場も磁場も大いに言及され、数式の中で利用されていますが、最も肝心な「場の正体は何であるのか?」という点は、これまでのところ説明がありません。(もっとも現時点の私は、場の正体が説明されるのは量子力学を待たねばならず、19世紀には不可能だったと考えているわけですが。)

さて、

>本当に19世紀の人と議論しているような気がします。

私は「基準」の普遍性の検証として、19世紀の知識体系の下では、基準がどういう判定をするか、という思考実験をしていますから、19世紀人の発言のように聞こえるのなら、私の企図が成功しているということでしょう。

「場」についてですが、私は>>485で、

>基本命題:振動現象には振動する実体があるはず

と述べましたが、これは今でも生きています。

マイケルソンたちの実験でエーテルが否定されたと言いますが、事実としてのエーテルの存在が否定されても、波動には媒質が必要という基本命題の否定にはなりません。「波」にせよ「場」にせよ、「なにものか」が伝えなければ、空間を伝わるはずがない、というのは、いわば公理ではありませんか。絶対静止性を否定する特殊相対性理論といえども、この公理だけは否定できません。

結局は、20世紀になって、電磁場を伝えるのは光子であり、光電効果が示すように光子とは粒子的存在であり、それゆえに媒質は必要ないという知見が得られたことで、「矛盾」が解決されました。光は「媒質のない波」ではなく、そもそも波ではなかったのです。


> 「論理的に矛盾した状態が現実に発生したように見えた」ということなら同意しますよ。でもそこで科学的方法に従うまともな研究者なら、「そのように見えただけだ」と考えるはずだし、そうあるべきだということです。

ある時点では「矛盾」に見えても、いずれ知見が進めば矛盾でないことが分かる、という趣旨でしょうか?

でも、diamonds8888xさんの基準とは、あらゆる発展段階で普遍的に適用されるものでしょう? どんな知識体系の中でも、その基準に照らし、ある科学理論は「疑似科学」と判定されるはずです。言い換えれば、知識体系が変わっても、疑似科学が正しい科学になったり、その反対が起こるわけではないのではありませんか?

以前に挙げた例ですが、

〜太陽神アポロは大地神ガイアよりも神格が高いから中央に鎮座するはず

という理論は、その論理展開自体がすでに疑似科学であり、たとえ、知識体系が進んで、本当に太陽を地球が周回することが分かっても、正しい科学にはならない、という話をしました。

ひとつお尋ねしたいのですが、>>353

>基準05: P∧¬Pは間違いである。言い換えれば、¬(P∧¬P)

と言われたとき、この基準に照らして疑似科学と判定されるのはどのような理論なのかという、具体的なイメージをお持ちだったのでしょうか?


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