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科学と疑似科学とを判別する

420ゲジゲジ:2019/06/11(火) 17:24:50 ID:iPn.zrmM
diamonds8888xさまへ。

なぜお2人の論点がここまでかみ合わずに足踏みしてしまうのか?
diamonds8888xさまもイライラされている事と想像しますが、ヨコから見ていてもイライラします。
少しでも早く議論が進むようお手伝いしたいと思いますので、使えるようなら使ってください。


〜〜〜本文ココから〜〜〜
 >>418
 >19世紀の波動理論では、電磁波を含むあらゆる波には「媒質が存在する」→これを「P」とします。
 >マイケルソンの実験結果では、電磁波には「媒質が存在しない」→これを「¬P」とします。

もう少し分解して考えてみましょう。
 ・電磁波は波である。→「Pa」
 ・波には媒質が存在する。→「Pb」
 ・「Pa」と「Pb」から、電磁波には媒質が存在する。→「P」
一報でマイケルソンの実験結果から、
 ・電磁波には媒質が存在しない。→「¬P」

ここから論理的に導けるのは以下の3通りです。
(1)「Pa」が間違い。ゆえに「P」は間違い。
電磁波は波ではない。いくつかの点で波と同じ性質を持つが、波とは異なる別の現象である。
(2)「Pa」が間違い。ゆえに「P」は間違い。
波には媒質が存在するとは限らない。媒質が存在しない波もあり得る。
(3)「¬P」が間違い。
電磁波には、マイケルソンの実験では検出されないような、これまで知られていたような物質とは異なる性質を持つ媒質が存在する。


上記(1)〜(3)のいずれかに当てはまる仮説であれば、少なくとも論理の点では科学的な基準を満たすと言えます。
勿論、今の論点ではない別の基準(反証可能性がある事など)も満たしている必要はあるわけですが。


では(1)〜(3)のいずれかに当てはまるような仮説を思い付かなかったら???
あるいはそういう仮説を思い付く前は???

「P∧¬P」のように見える、その時点の科学では説明できない不思議な現象がある・・・という状況が、仮説を思い付くまで続くだけの事です。
「P∧¬P」を受け入れるしかないのではなく、説明ができない事を受け入れるしかないのです。

実際は「解」に辿り着くまで、(1)〜(3)に当てはまるような仮説を色々と考えて検証してみる、という試行錯誤が続きます。
いや、「解」に辿り着いたとしても、本当にその「解」が正しいのか? もっと適切な、現象を上手く説明できる「解」ないのか? ほぼ永久に試行錯誤は続いていきます。それが仮説と検証という、科学の営みそのものです。


さて、以上が「思考実験」の回答になるかと思いますが、実際の史実はどうだったでしょうか?
史実では光量子説が発想されるまでの「18年」の間、(3)「¬P」が間違い、の方向で仮説と検証が続けられました。

そもそもマイケルソンの実験結果から「電磁波には媒質が存在しない」と解釈した人がいたのでしょうか?
「電磁波には媒質が存在しない」は、それこそ量子力学を知った後世の人たちによる後付けの解釈ではないですか?

「ない」事を証明するのは「悪魔の証明」です。その事は19世紀の人たちも知っていたはずです。
で、あればマイケルソンの実験結果から電磁波には媒質が「ない」事が証明されたなどとは普通は考えないはずです。
これまで考えられていたような媒質とは異なる媒質がある、と考えるのが自然な事です。


〜〜〜ココまで〜〜〜

Kenさまの「思考実験」はそもそもの前提が史実とは異なっていますし、にも拘らずその説明が不足しているのですよね。

 >diamonds8888xさんは、(略)媒質がない波が存在することは19世紀の知識体系でも導ける、と主張をされている
これは誤読ですよね。どこをどう誤読するとこういう解釈になるのか分かりませんが・・・

diamonds8888xさまが一貫して仰っていたのは、19世紀の知識体系でも「P∧¬P」があり得ない事は理解できるはず、というものだし、19世紀の知識体系でも上記(1)〜(3)のいずれかに当てはまるような仮説を思い付く事はできる、というものでしょう。
実際に史実では(3)の仮説を思い付いているわけですし。


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