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科学と疑似科学とを判別する

398diamonds8888x:2019/05/25(土) 16:16:16 ID:Qjz/9QPI
>>397

>「そんな初歩的なことを」と思われるかもしれませんが、ここでの共通認識を確立しておかないと、やらずもながの回り道をやる心配をするのです。

 「波(波動)とはなにか?」という定義が重要であることは大いに同意します。Kenさんが[>>367]で述べていることはまさにそこがポイントになっています。

>繰り返しになりますが、私の問題提議は、古典力学しか知らない19世紀の人にとって、媒質は波の属性というよりも、波の定義そのものを構成する要素だったはず、という認識に立っています。

 波の定義は初歩的というほど簡単とは言えません。というか基礎的な概念ほど定義、というよりも概念の範囲が難しいものです。科学の革新的発展の時には基礎的概念が変革されることが普通です。

 そして「基礎的概念の定義には注意すべし」というのは古来から先端的科学(先端的自然哲学)の研究者なら無意識にでも行っていることで、知識不足からなおざりになるというものではありません。

 また、波(波動)の定義によって[>>394]で示した2つの見方が分かれることにもなります。

>  ・光(電磁波)の媒質はない
>  ・光(電磁波)の媒質は真空である

 後者の見方を取れば「マイケルソンとモーリーの実験結果によりエーテル(光の媒質)の存在が否定された」という解釈は間違いとなりますが、それがまんざら珍説でもないことを示すものとして以下の資料を示しておきます。私自身もすべて読んで理解してはいませんが、後述の時に文中で示すのも長くなるのであらかじめ示しておきます。

---------引用開始---------------
京都大学哲学研究会(レジュメ? > ?相対性理論の起原)
[ps://sites.google.com/site/kyototekken2011/rejume/mahhano-ke-xue-si-xiang]

 〜通俗的な相対性理論の解説は〜一九世紀の物理学者たちは絶対静止のエーテルという仮構を信じ切っており、決定的な反証が出されてもやはりエーテル説を捨てようとしなかった。アインシュタインだけが実験結果を率直に受け取り、エーテルを廃して〜

 多くの入門書はエーテルの仮想がいかに不適切なものであったかを力説〜その最終的な帰結は、今の電磁気の教科書に書いてあるような、古典的な「場」の考え方の確立である。

 「エーテル」を現在の電磁気学の教科書における「場」と同等の概念にまで引き上げたのは、ポアンカレの「相対性原理」である。
---------引用終り---------------


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