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科学と疑似科学とを判別する
162
:
Ken
:2018/09/03(月) 21:27:27 ID:29AIi7KU
>>161
>1.光同士が交差する
>これはもしかして干渉のことですか? それとも交差しても衝突しないということですか? 後者はRef1では、ホイヘンスによる「波の独立性」と書かれていましたが。
はい、Ref1の4の序説で「波の独立性」といわれているものです。粒子説ではこの現象は説明できなかったはずです。
>1.光が必ず直進する
>これは私の知らないことのようです。波が直進したら、なぜいけないのですか?
これはRef1の4.1(2)で言われている回折現象の不在を意味します。波なら障害物の背後に回り込むはずですが、19世紀初頭のヤングの実験前には、光の回折はなく、直進するだけと思われていました。
>2.光が真空中を伝わる
>「波は媒質がないと伝わらない」という理論に反するということですが、エーテルを仮定することで説明していました。
一番の問題はこれですね。仮定するといっても、そんな仮定をしてもよい理由はなかったはずなのです。
真空という、物質不在の空間を光が伝わる事実は、本来、光波動説への反証になるはずです。これに対して光波動説の側がそれは反証ではないと主張するには、次の2つのどちらかを行わねばなりません。
1.波には媒質が必要という理論を否定する(その後の歴史でそうなりましたが)
2.光の媒質を発見する
エーテルなる物質が空間に満ち、それが光の媒質であると主張するなら、エーテルの現物を観測するか、もしくは光が空間を伝わるという事実とは独立した、別の根拠に基づいてエーテルの存在を示すべきでしょう。でも光波動説がエーテル実在の根拠としたのは、光が空間を伝わるという事実そのものですから、これでは論理の無限ル-プになってしまいます。
光波動説がみずからの理論をより精緻なものにするため、例えばRef1の6.1(2)に書かれたようなエーテルの弾性率と密度を予測するのは結構ですが、それだけではエーテル実在の根拠になりません。光の速度を元に弾性率と密度を算出したのなら、検証には、光の速度とは別の根拠に基づいて、そのような弾性率と密度の物質が存在することを示す必要があります。
以上の理由により、光粒子説も光波動説も「説明できにくい」というより「説明できない」難点を抱えていたと、私は考えます。
なお、新しく登場した理論の方が古い理論よりも、説明できないミステリーを多く抱えるという点では、コペルニスクスが提唱した地動説はもっと極端な例でしょう。
*なぜ大地のような重いものが動くのか
*なぜ世界に恒常的な風が吹かないのか
こんな疑問が起こることは、天動説ではなかったのですから。
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