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神の存在/不在と科学の範囲
43
:
ミケ
:2006/12/28(木) 21:59:53 ID:???
>>31
>正確には、「カミサマというのが何だかしっかり定義してくれないと、
>回答のしようがない」ということではないですか?
>だって、しっかり定義された「カミサマ」についてであれば、
>その種類によっては科学にきちんと回答できる可能性があるわけですから。
「で、そのしっかり定義された『ある特定のタイプの神』はカミサマなんですか?」
と訊かれたらどうします?
アヤシゲなモノに「神」という名前を与えて、その存在を証明or否定する。
それは神の存在を検証したしたことになるのでしょうか。
Q & Aのような文脈での、「神がいないのでしょうか?」は結局のところ
>>28
での会話の例のように落ち着くのでは。
例1.
「〜〜のようなタイプの神は否定されるね」
「じゃあカミサマはいないんだ?」
例2.
「〜〜のようなタイプの神の存在は科学的に証明されてるよ」
「じゃあカミサマってホントにいるんだね。」
>>7
のNATROM さんの
>そんなことで否定できるしょぼいカミサマなんて神じゃないような気もしますが。
という一文がかなり端的にこの問題を表現している気がします。
「神はいないのでしょうか?」という質問をぶつけてくる人間に対し
「一部の『神と呼ばれる存在』については検証可能です。(たぶんいない、と)」
と答えるのが、適切な答え方なのか?ということです。
それは単に、カミサマ(いるかいないかも分からない)の形を絞っているだけでは?
ちなみに確率現象を介しての神の干渉については、統計学を以ってしても検証不可能です。
神がどの程度の頻度で、あるいはどのような条件で確率現象に干渉するかのデータが入手不能だからです。
まあ、宝くじ一等を同じ人に連続で当てさせるタイプの神はいないでしょうが、
それだって、いるとしたらそういうタイプではないよね、というだけに過ぎません。
たとえば、
那須与一が矢を射る際に風が止んだこと、あるいは元寇の際に神風が吹いたこと、
誰かさんが落雷の直撃を受けても死ななかったこと、どっかのおばあさんが11階から落下して生還したこと、
これらは確率的に低い事象ですが、もし事実だったとして、
どれが神による介入で、どれがホンモノの偶然かは判別不能です。
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