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トンデモネタに対する突っ込み用情報ソース備忘録

104ミケ:2015/06/13(土) 12:22:48 ID:P0ev.7kw
>>103の続きです。
創造論者に引用される、コリン・パターソン博士の“keynote address”について。
ライオネル・タニッセンへの手紙ではいまいちピンとこないので
それについての詳細を探るべくネットを漁りました。

非公式のトークじゃ原文探すのは無理だろうと早々に諦めて概要だけつまんでるようなのを探していました。
……まあ隠れて録られたというテープを売ってるらしきページはありましたけどね。
そしてさしあたって、内容を推測する参考になったのは以下のHP

Colin Patterson quote misuse (ftqz's quoting)
by Brett J. Vickers
ttp://www.skepticfiles.org/evolut/missquot.htm

Colin Patterson Revisits His Famous Question about Evolution
by Paul A. Nelson(ID論者)
ttp://www.arn.org/docs/odesign/od171/colpat171.htm

So You Want to be an Anti-Darwinian
by John Wilkins
ttp://www.talkorigins.org/faqs/anti-darwin.html

Transformed cladistcs(Pattern cladistics)
@英語版Wikipedia
ttp://en.wikipedia.org/wiki/Transformed_cladistics

オマケ
・Keynote addressの前の週にサイエンスに掲載された分類と進化に関するマイヤーの論文
Mayr E. 1981. Biological Classification: Toward a Synthesis of Opposing Methodologies. Science 30 Vol. 214 no. 4520 pp. 510-516


その結果、何となくですが流れが読めたのですが、
その過程でそのトーク全体の原稿が公開されていることに気付きました。
もっと早く探せばよかったorz

リンネ学会(Linnean Society)のHPから
Home>Our Publications>The Linnean>Vol.18, No.2 Aprilで見られるPDF

その15ページから33ページまでがそれです。
その直前に「Systematics and creationism」というタイトルで
それが公開されるに至った経緯等が書かれています。
長いので挫折しましたがSystematics and CreationismとEvolutionism and Creationism
それぞれ本文の最初と最後のほうを機械翻訳に頼りつつ流して読んでみました。
おおよそ推測どおり。またどのように切り取られたのかも分かって面白かったです。
それから科学史的な観点からも結構面白いです。

これまた結論から書きたいところですが、
その結論を理解するにはどうやらそれなりの前提知識を必要とするようです。

それなりの前提を必要とする主張であることを考えると、
このケースは不完全な引用でもありますが、もしかしたら無知からくる誤解もいくらか含まれるかなと感じました。
(一応はっきりと「このトークは進化論・創造論の論争についてのものではない」と本文中で述べられてはいますが)
それもあってネットに残っているパターソンの釈明は
“それは体系学のみに関するものであってプロに向けたものだ”くらいに留まっているのかもしれません。
本当に釈明しようと思ったら、次のレスにあるような内容を、
(場合によっては生物に興味も知識もない創造論者にも)一から説明しなければならないわけですから。

ということで、次のレスでは、まずその前提知識から解説していきます。
前提知識を読みたい方は>>104、要約・結論を読みたい方は>>105くらいの予定です。
もしかしたら、後でさらに突っ込んだ話を追記する可能性があります。


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