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立命館大学【薬学部】

1719名無しの立命生:2009/07/01(水) 09:57:55 ID:BTFXuPsM
 何の世界にも学閥というものはあり、その点医師の世界も例外ではない。医学部入学は就職に似ている。つまり、「○×大学派閥」に自動的に組み込まれるのである。そして、「○×大学の〜」という肩書は一生ついてまわる。勿論学閥から一切はなれて一匹狼となっている人もいるが、なかなかこの世界ではそういう生き方は難しい。だいいち、有力大学の卒業生はその学閥を利用した方がすべてにうまくいく場合が多い。
昔から各大学は病院の支配権をめぐって陣取り合戦を繰り返してきた。そして、一旦手に入れたポストはなんとか死守しようとして頑張るのであり、さらなる拡大のために次のポストを常にうかがっている。このような戦いは病院全体のこともあれば各科ごとのこともある。だから、病院まるごと「○×大学のポスト」ということもあれば、内科と外科は「○×大学」で脳外科は「△△大学」なんていう場合もある。一見くだらないようにも思えるが、各大学とも卒業生の就職先のポストを多く握っておく方が有利と考えての行動なのである。これらのポスト争いはアルバイト先にまで及んでおり、いわゆる有名大学は一流企業の医務室などの条件のよいバイト口をしっかり確保していることが多い。
医専昇格組や新設医大においては他の大学から教授を招かざるを得ない。しかし、その後卒業生が育ってきてもなかなか教授にはなれない。教授会の派閥構造はそんなに単純なものではなく、例えば耳鼻科のA教授が引退した場合その後任はやはりA教授の後輩かもしくは他の有力大学の卒業生に決定する場合が多い。
学閥争いがある以上、有利な大学と不利な大学は当然ある。まず、古くからある大学はOBが多いからそれだけ多くのポストに現在就いているわけで無条件に有利である。ただし、古い大学でも国立大学(いわゆる旧帝国大学系)と私立大学ではOBの進路は大きく異なっている。東京帝大を頂点とする旧帝国大学の卒業生は主として医学部の教官を多く輩出してきた。これに対し私立大学の卒業生は開業医となるものが多かった。だから現在でも官公立大学や新設医大の教授や官公立系の病院の院長や部長職は旧帝国大学系が握っているケースが結構ある。
通常の大学受験においてはとにかく難しい大学に入れば、卒業の段階でUターン就職する際にも事は有利に運ぶ。
しかし、医学部の場合はたとえ偏差値の高い大学を出たからといって他の学閥が支配している医療圏へはそう簡単にもぐり込めるものではない。
希望の大学の医局に頭を下げて入局するという手もあるが、とにかくこれは肩身が狭く不利なことが多い。当然学閥の中には一応入っているものの、
いくらその大学の卒業生のふりをしても本流には決してなれない。他の医師に患者を紹介したりする場合は同じ学閥内の顔見知りとか紹介を受ける
とかいうルートは頼みにくいことも無理がきたりする。特にいわゆる二代目でないヨソ者新規開業医の場合は学閥にも医師会にもコネがないことに
なって孤立無縁となりやすく、とても大変である。
実際、有名大学や有名病院になるほど支配と被支配の関係は露骨である。いくら頑張り努力した研修医でも、学閥のバックが無い人は使い捨てにされる。
例えば某超有名病院でも某有名大学の卒業生以外は数年間の研修期間が過ぎたら自動的にクビになるのである。
だから、被支配側の研修医は最初から長居はしないつもり勤務するしかなく、有名医療機関での研修という経歴を得て次の職をなんとか探すということになる。


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