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医療リハビリテーション
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日本の知られざる「大麻特区」、 遠く険しい大量生産への道
(JBpress) 2014年10月31日 07時00分
◆防犯に適した栽培地の条件とは
特区の指定をしてからの道のりがこんなに長いのは、おそらくは防犯対策が難しいからでしょう。大麻を違法に栽培して逮捕される人が後を絶たないのが近年の日本です。北見市で栽培される大麻草が麻薬成分を含んでいないといっても、そんなことは知らずに盗みに来る人もあとを立たないと予想されます。
ちょっと賢い犯罪者なら、特区内で産業用大麻のふりをして麻薬用の大麻を作ろうと試みるかも知れません。農家が畑に植えた産業用大麻をこっそり引き抜き、麻薬用を植えて、収穫直前に盗むなど簡単に思いつくでしょう。そうなると農家としては自分の目が届く小さな面積で栽培せざるを得ないわけです。
そんなわけで、大きくやろうとすれば防犯対策が大変です。GoogleMapなどネット地図を立ち上げて北見市の衛星写真を見ると、同市は典型的な内陸の盆地です。鉄道も通っており北海道の中でも交通の便はよい方でしょう。こんな平地が多い土地で大麻草を栽培して、防犯対策をきちんと取るのが難儀なのは、誰でも想像がつきます。
ならぱ、ここで発想を逆転させてみましょう。交通の便が悪く、容易に近寄ることができない土地なら、大麻の防犯対策が容易にはならないか? すなわち、山奥の過疎地なら大麻の防犯対策はラクになる(コストがかからない)ので、大麻栽培によって生き返る山村も出てくるのではないかということです。
例えば、
・観光地が近くにない。
・山脈を後背にして、三方を峻険な、深い山に囲まれている。
・山に野生の猛獣が生息している。
この3つの条件を満たす場所など理想的ではないでしょうか?
近くに観光地がなければ、部外者が何かの間違いで入ってくることはほとんどありませんし、よしんば来ても地元の人には部外者だとすぐ分かります。三方を峻険な山に囲まれていれば、人目を避けて山に入っても容易に近づけないだけでなく、下手をすると遭難の恐れもあります。
そんな山に、野生の猛獣がいたら、さらに危険が増します。特に北海道に生息するヒグマは、地球上で最も恐ろしい動物の1つです。暴力団員がピストルを持って山に入ったところで怒り狂ったヒグマ相手には無力です。ゴルゴ13並みの精度で急所に弾を命中させないと、ピストルを連射している間に噛みつかれるか、鋭利な爪で体を裂かれてしまうでしょう。全国に生息するイノシシもヒグマほどではありませんが、体当たりされたらただでは済みません。
そんな場所なら、三方向からの外部者が侵入してくることはほとんど考えられず、事実上一方向のみに開かれた地域の出入り口のみを見ていれば、防犯対策は容易に取れます。
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