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minglingましょう

16暇人:2012/01/13(金) 04:55:54
中世思想原典集成3と4を発注しましたので着次第読んでみます。

さて中世思想原典集成2は所持しているのですが
ニュッサのグレゴリオス「教理大講話」が収録されています。
第六章の最初の項
「悪の起源を解明する出発点として世界が二つの本性からなる事を説明する」の(4)
p528
(4)このために、人間における知性的なものと感性的なものとの混合が、
神的本性によって実現されいるが、それは創世記の話が教えるとおりである。
それによると、「神は土の塊を取って、人間を形づくった。そしてご自分の息を
その造られたものに吹きかけることによって、生命を植え付けられた」(創2:7)とある。
それは、土でできたものが神的なものと並ぶものとなり、より劣った本性が
この世界を超えた本性と混ぜ合わされることによって、同一の恵み(カリス※原文ギリシア語)が
創造された世界全体に等しくいきわたるためであった。」

このニュッサのグレゴリオスの
「より劣った本性がこの世界を超えた本性と混ぜ合わされること」の
混ぜ合わせは「人性と神性のmingling」かもですが、
(より厳密には土性と神性のminglingが人間ということか)
土でできた人間に、神の息を吹きかける事が既にminglingであり神化
なのではないでしょうか。

飛躍しますが、ビオラ氏の
「アダムの命、魂の命、動物的命を批判しての
「永遠の命(ゾーエー)」賛美は、
ニュッサのグレゴリオス的に言うと、
「神の息=アダムの命、魂の命(プシュケー)」という神性批判となります


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