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最近読んだ本について語るスレ

134文学部四回:2006/03/02(木) 16:18:36
「ことばと国家」 田中克彦

言語と国家形成や民族主義の関係がよく分かる。
日本人にとって母語と国語は一致しているが、
そうでないケースが世界には多々ある。
ほとんど生まれ持った物に等しい母語が野蛮な言語として
不当に貶められ排撃されることは不幸。
フランスの一元的言語政策がその例として挙げられる。
フランスにはフランス語以外の歴史的連続を持つ言語が複数あるのだが、
人口的にも無視できないそれらは卑俗なことばとして蔑視されているのである。
こういう事実を見ると、フランス人のフランス語に対する異常な誇りも、
不健全な精神の露出に思えてくる。


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