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群馬県民スレPart2
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車社会は鉄道文化や東京一極からみると負と見がちであるが、地方の地域活性実現は車社会が担うと凡人は確信して止まない。
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「歩くのは車庫まで」 免許保有率日本一の群馬で高齢者の「免許返納」は進むのか…
2016年1月30日(土)17時8分産経新聞
自動車運転免許の保有率が70%を超え、全国トップの群馬県(平成22年国勢調査)。見渡せば自転車に乗っているのは学生や子供ばかり、大人はみな車…という同県で昨年、高齢者の「免許返納」が3461件に達し、県内最多を更新した。高齢者ドライバーの交通事故の増加が背景にあるが、“車天国”の地で今後も返納が進むのか、安全な車社会をどうつくればいいのか-探ってみた。(前橋支局 久保まりな)
■返納、徐々に増加
「区切りが付かないので、70歳を過ぎたら車には乗らないと決めていた」。免許返納のため、県の総合交通センターを訪れた群馬県太田市の70代の女性は、こう話す。主な理由は、「危険を感じるから」。昨年10月に、宮崎県宮崎市内で高齢者が運転する車が暴走し、通行人6人が死傷した事故は記憶に新しい。
免許返納制度は、平成10年4月から始まった。群馬県では、同年10月から12月に返納したのはわずか16件だったが、返納者は年々増え、昨年は3461件で前年の2583件をさらに上回った。ほとんどが、高齢者だ。
県内で、高齢者が過失割合の高い「第1当事者」になる事故の割合は20・3%で全体の2割を超え、発生件数の減少に対し、高齢者の占める率は逆に増加しているという。
■お墓参りに行けない?!
免許を返納した女性は「周りの人は『まだ大丈夫だよ』と言うが、何かあってからでは遅い。自分では認識していなくても、機転が効かなくなっているだろうし、安全を買った方がいい」と話す。
ただ、「車の維持費の分をタクシー代にすればいい」とする一方、免許保有率の高い同県にあって、やはり不便さは否めない。「お墓参りや買い物には車がないと不便。友達のところに行く回数も減ってしまった」とも漏らす。
免許の返納者に対し、前橋市は、返納者が希望すれば入手できる「運転経歴証明書」の交付手数料(千円)の全額補助や、バス回数券などの贈呈、バスカードの割引販売などをしている。ただ、こうした支援を行う自治体は、35市町村のうち約半分にとどまる。
■タクシーに乗る金ない
自治体以外でも、前橋-桐生市間約25キロを結ぶ上毛電鉄(前橋市)のように、返納証明書の提示で、運賃が半額になる例はある。しかし、電車やバスなどの公共交通機関がない多くの地域では、タクシーに頼らざるを得ないのが現実だ。
「病院や買い物に行くのに、車は手放せない」という高崎市の無職、斉藤真さん(81)は、ゴールド免許のドライバー。「タクシーで通院するよう言われているが、そんなお金はないよ。運転に支障もないし、免許を返す気はない。まあ、2〜3年したら考えるかもしれないね」。
群馬県警はこうしたドライバーを対象に、自分自身の身体能力を自覚してもらう、運転シュミレーターを使った「適性検査」を勧めている。警察や交通安全協会などが各地で行う安全教室で受けることができる。
シュミレーターは、運転操作の反応速度や正確性などから、運転者の特徴を見極める。
新潟県境に近い県北部のみなかみ町で患者の送迎を行っている病院職員、梅津幸二さん(71)は、シュミレーターによって、《短気な傾向があるので信号は青になってから》と“診断”された。梅津さんは「そういう面もあるかも…。結果を参考に、より気をつけて運転したい」と気を引き締める。
群馬県警は「自分の運転特性を知っているのと、いないのでは全く違う。身体能力や癖を自覚して運転をしてもらいたい」とアドバイスする。
■記者も若葉マーク
記者(久保まりな)も、車の運転、仕事ともに若葉マークだが、取材やプライベートも、車で出かけることがほとんど。右折車が割り込んできたり、駐車場でぶつかりそうになったりして、「危ない!」と思ったことも一度や二度ではない。
「車は1人1台持つ」「歩くのは家と車庫の間くらい」というのが当たり前の土地柄で、いかに車社会の安全を図るべきか-。群馬県警は「運転に不安を覚えたら、まずは警察署や県総合交通センターに相談をしてほしい」と呼びかける。車を手放せないという人、返納をためらっている人も、少しでも運転に不安があれば、まずは相談を!
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