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群馬県民スレPart2
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世界文化遺産登録決定から一夜明け、富岡製糸場と絹産業遺産群は祝賀ムード
2014.6.23 02:04 産経
ふるさとに世界の宝が誕生した−。「富岡製糸場と絹産業遺産群」の世界遺産登録決定から一夜明けた22日、富岡、伊勢崎、藤岡、下仁田の3市1町では住民らが長年の悲願が実現した幸せを改めてかみしめた。製糸場は6千人近い観光客でにぎわい、周辺では登録決定の看板や張り紙も見られた。3構成資産も過去最高の人出を記録したり、記念のイベントが開かれ県内は祝賀ムード一色に包まれている。
■富岡製糸場(富岡市富岡)「早く建物内見たい」
この日5958人が足を運んだ製糸場。祝賀ムードは1日たっても冷めやまず、周辺商店街には市民らが奏でるおはやしの甲高い音色が響き渡った。各店からは「名物のかりんとうまんじゅうおいしいよ」「お酒一口いかがですか」など威勢のいい声が上がり、訪れた観光客を出迎えた。
製糸場が開門する午前9時前には、門の前に約150メートルの列ができた。最前列で家族とともに開門を待っていた会社員の阿隅一将さん(48)=千葉市中央区=は「7時ごろに到着した。世界遺産に登録されることで見学の有り難みも違ってくる。早く建物内を見たいです」と笑顔で話していた。
心配された雨も午前中にあがり、午後からは一層観光客でにぎわった。製糸場内を案内する解説員の上野臣吾さん(70)は「大勢の人が訪れ、富岡製糸場の価値を知っていただき本当にうれしい。今後は海外からの観光客も増えると思うが、この地が欧州と日本の技術交流の場になったということを伝えていきたい」と話した。製糸場の近くで、酒・土産物店を営む石井浩一さん(66)は「朝からどんどん人が押し寄せてとにかくすごい。いつまでもこのにぎわいが続いてほしい」と白い歯を見せていた。(浜田慎太郎)
■工女姿で振る舞い酒
富岡製糸場近くの城町通りにある土産物店「和(なごみ)」で、定員が工女姿に身をまとい、観光客らをもてなした。店主の石井和子さん(67)も袴(はかま)姿で、「10年前から世界遺産登録のためにお手伝いをしてきたので、昨夜は寝付けないほど感無量でした。観光客の皆さんにも記念の祝い酒を楽しんでもらおうと4樽(たる)分、用意したんですよ」と笑顔で話し、観光客に祝い酒を振る舞っていた。(橋爪一彦)
■高山社跡(藤岡市高山) 目立つ地元の見学者
藤岡市高山の高山社跡では開門の午前9時、6人の見学者が並んだ。解説員の折茂清二さん(62)は「通常の日曜日と比べると珍しいほど出足が早い」と話す。この日の見学者は4月の国際記念物遺跡会議(イコモス)による登録勧告以降、最高の704人に次ぐ352人だったが、市内からの見学者も目立った。
親子3人で訪れた会社員、吉沢敦さん(44)もその一人。「世界遺産になったので、見たことのなかった妻と小学4年の長男を連れてきた。2人は明治時代が感じられる建物や自然豊かな周囲の風景に満足したようだ」と話し、「ふるさとに世界遺産が誕生し、地元の人間としては本当に幸せ」と笑顔を見せた。
21日から藤岡市に単身赴任中の夫を滋賀県近江八幡市から訪ねてきたという主婦の佐々木しげ美さん(55)は「世界遺産のことは知らなかったが、きのう(21日)は富岡製糸場を見学した。高山社跡も同じだが、解説員の説明が分かりやすく、当時の皆さんの苦労や熱い思いが理解できた」と感想を述べた。そのうえで「しばらくしたら子供を連れて再び来たい」と話した。
解説員は現在、9人で分担しているが、「施設の価値をきちんと伝え、見学者に理解してもらうのが大きな役目」。高山社を創設した高山長五郎の弟、綱次郎を高祖父に持つ折茂さんは、自らの役割をそう説明した。(椎名高志)
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