レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。
群馬県民スレPart2
-
全体主義社会が生み出した幻想。一連の富岡製糸のニュースを読むたびに、官民学が一丸となって戦争遂行に協力した過去を如実にうかがわせるものがある。遠い戦後になったが、いまだ群馬は戦後を知らないようだ。日本の教育は物を考える力を養うことに重点を置いていない。大人や権威に従うこと。紙に書かれた奇麗事とは裏腹に、それが戦前から戦後にかけて一貫した教育の中味。町の有力者が、相手が子供の場合は大人が裏で糸を操っている。中学生が決意表明?なにかまるで、国民の戦争意気高揚のために、ニュースカメラの前で特攻隊に担ぎ出された若者や婦女子が竹槍を手に祖国防衛の決意表明をしている姿とダブって見えてします。観光で潤う商店の子弟だったら無理もないが、それは一部だろう。あまりにも子供を大人の道具として操る群馬らしく面白い。因みに「かるた」が生まれた背景にもそうした大人のエゴがある。
今回のユネスコの登録によって、まるで富岡製糸がエジプトの「ピラミッド」や中国の「万里の長城」と肩を並べたような錯覚で喜んでいるように感じるのは凡人だけだろうか。産業遺産として同列にリストされているものを見れば、富岡製糸の登録は頷ける。こんなものがユネスコ遺産なのかとがっかりするものが大半だ。文化遺産ばかりか、産業遺産の登録リストが今後とも追加され、どんどん大きくなってゆくことが予想される。日本だけで18件もある。それが何なのかも分からない現状。その登録の価値が年々減少しもおかしくない。問題はそればかりではない。凡人が当初から登録反対している大きな理由は地域活性化の方法論や方向性の違い。ユネスコ登録は将来への不安を呼び起こす。富岡製糸を維持管理するのに富岡市が国や県の援助を期待しても、最低でも25億円を負担することになるとも伝えている。それに凡人が前から言っているが、いったん登録されると、その改造や改築が厳しく規制され、その地域の開発がまったく出来なくなる。富岡市の中央街に近いところが博物館化し、観光客を呼び込む以外には新しい産業が生まれない。しかも富岡製糸は歴史を強調する以外、観光資源として大きく見劣りするという最大の欠点が隠されている。群馬の近視眼的行政の例として、反面教師としての大きな価値はある。マスコミを始めとして、大学レベルや政治家や文化人からの反対意見や、富岡製糸の歴史性や地域政策の方向性に関した議論がまったく生まれてこない現状や地盤が、凡人にはもっとも恐ろしく思う。
*****
「守るぞ、製糸場」 地元中学2校500人が決意【群馬】
2014年6月24日 東京中日
富岡製糸場で記念撮影する中学校の生徒ら=富岡市で
合同の集会を開いたのは、市立富岡中学校と東中学校の全校生徒計五百人余り。両校の生徒会が企画や運営の中心となり、西繭倉庫前で開かれた。
東中三年の乾颯斗さん(15)は「ふるさと富岡で、大切な遺産である富岡製糸場を支えていくことをあらためて考えていきたい」と決意を述べた。生徒たちは団結の意思を示そうと「守るぞ、製糸場」と全員で声を合わせた。
今井幹夫・富岡製糸場総合研究センター所長は「世界遺産はゴールではない。未来をしょって立つのはみなさん。伝統ある富岡製糸場を誇りに、頑張ってほしい」と若い世代にエールを送った。
製糸場ではこの日も開場前から行列ができるなど、大勢の観光客でにぎわった。
|
|
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板