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死について

70問答迷人:2009/04/04(土) 20:23:12

いちりんさん

>その人が生きてきたように、亡くなる

含蓄の深いお話、有難う御座います。いちりんさんの仰る言葉をかみ締めていますと、25年ほど前に亡くなった父のことが思い出されます。

父は肝臓がんで亡くなりました。判ったときは既に末期がんで、手術すら出来ませんでした。入院して1ヵ月ほどの命でした。父は生前、「死ぬ事は何も怖くないから、もしがんになったら、隠さずに教えてくれ」と言ってたので、兄が告知しました。途端に食事が取れなくなり、何も話さなくなってしまいました。ようやく口を開いたときは、「俺はがんでは無い。肝硬変なんだ」でした。余程、がんで死ぬ、という事が受け入れがたかったのだと思いました。そして又、少しずつ食事も取り出しました。しばらくしてから、「人は死んだらどうなると思う?」と問いかけてきました。最後の二日ほどは、心が安らいだような感じで、もう病気のことには何も触れずに、「ショーペンハウエルは死について色々言っていたけれど本当の事は死んで見れば判るよな」等と話していました。この時には、もう死を受け入れていたのだと思いました。そして、今にして思えば、やはり父は死はそんなに怖くなかったのだな、と思います。そういう達観したような生き方をした飄々たる父でしたが、死ぬときもやはりそんなに変わらず、飄々として死を受け入れたのだなぁ、と思います。

あと15年ほどで父が亡くなった年齢になりますが、その時にじたばたせずに死を有るがままに受け入れることが出来るのだろうかと思うと、まだそんな心境には程遠い気がします。


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