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16れん:2009/06/26(金) 06:31:52
顕正居士さん

大石寺の歴代で、明確に宗祖本仏論を唱えたのは、文献上は十三世日院師の要法寺日辰御報の「本因妙日蓮大聖人を久遠元初の自受用身と取り定め申すべきなり」(但し、この文章は日院師の自説ではなく、室町中期の文明年間までに日尊師門下で成立していた本因妙口決からの引用)が初見で、それ以前は、大石寺九世日有師談の聞き書きに釈迦の本因が宗祖との規定の下、御影本尊や信唱題目に基づいた名字即成義が見えますが、宗祖本仏そのものの主張は述べられておらず、日有師の時点では大石寺では宗祖本仏論は完成していないと愚考しております。
むしろ、明確な形の宗祖本仏観は、大石寺九世日有師と同時代の保田妙本寺十一代日要師や西山八世日眼師並びに左京日教師の属した日尊師門下の方が先行しているので、大石寺のそれは、日郷師門流・日尊師門流からの逆輸入であると存じます。

また、注意深く見ていきますと、宗祖本仏観は富士日興師門下でも、日郷師門流・日尊師門流という日目師の門下の門流を淵源として、次第に他の富士日興師門下に浸透していったものと考えられますので、宗祖本仏観そのものは、日興師門下でも日目師門流において、宗祖の晩年の教説の自然的発展形の形態の一つとして、仰る通り、形作られていったものと愚考している次第です。


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