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戦争を考える
343
:
犀角独歩
:2005/12/15(木) 18:50:03
わたしは権威主義的パーソナリティという点から、話をはじめているわけですが、この前段として、ローレンツの『攻撃』を話題にしてきたわけです。
戦争、また、日蓮というテーマとも密接に関連すると思いますが、彼は同書の中で、同種攻撃は種の進化に貢献してきたのにも関わらず、人間では、そうならない点に強い警告を発しています。
その道筋については、同書をお読みになることを、皆さんに勧めるばかりですが、この書は機知と、名言に溢れています。
「目的ではなく原因を尋ねることが的外れだというような現象はひとつもない」(P318)
という件もその一つです。
政治的な話術は(匿名さんがということではありません、念のため)、「○○だから、こうしなければならない」という形で論が組み立っているのが常です。しかし、学問的解読は、「こうしなければならないと、なぜ考えるのか」という方向に目が向いています。この傾向は特に精神分析で顕著でしょうし、社会心理学の解析も同様の方向を向いています。仏教信仰の経験のある人であれば、直ちに、この思考の方向性が仏教の思惟と似かよっていることにはすぐに気付けるでしょう。
この視点のなかで、地球上に誕生した他の生物と一緒に進化してきた人類が、近くは類人猿の時代から分かれて、同種攻撃が、種にとって危険な因子になっていった点をローレンツは見事に説明していることに着目したわけです。
集団を結束させる大きな力となるものをローレンツは‘熱狂’であるといいます。この点は cult という言葉が累計した意味を持つことから興味が惹かれます。
わたしが、次に興味が惹かれるのは、ローレンツが挙げる熱狂させる煽動家という生物モデルは、この世に存在する職業のなかで、政治家と、軍人にもっともその典型が存する点です。(この点に異論があれば、ローレンツの分析の可否を、学術的な根拠に基づいて挙げていただければ事足ります)
また、カルトと目される宗教グループのリーダーとメンバーとも類型をなしています。それは肯定的にいえば、人類という生物種に引き継がれてきた同種攻撃と、その熱狂を内的要因として、政治と宗教、戦争を生じたという因果関係をそこに見出せるのかも知れません。
「今日なお仮想敵というものが、統一と熱狂的な団結感情を生み出すために煽動家たちの使う非常に有効な手段であり、今なお好戦的宗教はつねに政治的にもっとも利用価値の高い宗教である」(P368)
ローレンツが引用するエーリッヒ・フォン・ホルストの言葉
「したがって、もしひとつの救世の教えが、本当にいつか全世界をおおうことになっても、それはすぐさま、すくなくともふたつの激しく対立した解釈――本来の真の救世説と、別の狂信的救世説――に分裂し、敵対関係と闘争は、あいも変わらず栄え続けることだろう。なぜなら、人間は残念ながら今日あるがままのものでしかないからだ」(P358)
という分析は、それを物語っています。
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