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戦争を考える
223
:
犀角独歩
:2005/12/07(水) 03:35:15
ただ、わたしはローレンツがいうように無制限に同種殺戮ができないような社会的な構造が、いちおうは法と道徳の名の下に人々に浸透したのが文明社会であろうとも思います。
しかし、これでは戦争ができないわけです。この場合、国民を旧石器時代の石斧をはじめてもった原人のように戻す方法を採らなければならないことになります。この点について、S・ミルグラムは『服従の心理』(河出書房新社)のなかで以下のように、記述しています。
「軍事訓練の全目的は、(略)自我のいっさいの痕跡を除去し、広範囲に及ぶ慣れを通じて、軍の権威を確実に内面化させることである…数週間は基礎訓練に使われる。その表向きの目的は新兵に軍事技術をたたき込むことであるが、その根本的目的は、個人であること、自己であることのいっさいの名残をたたき出すことである」
「彼らは、権威によって変身させられ、自分の行動に対するいっさいの個人的責任感を放棄していた人たちであった」
「権威組織にはいった個人は、自分自身を自分の目的のために行動しているのではなく、他人の要望を実行している代理人と見なすようになる。ひとたび個人が自分の行動をこの観点から考えるようになると、彼の行動および内的機能様式に深い変化が起こる。この変化はきわめてはっきりしているので、個人は、この態度の変化によって、ヒエラルキーに組込まれる前にいた状態とは別の‘状態’におかれたのだと言うことができよう。わたしはこの状態を‘代理状態’(agentic state)と呼ぶことにする。それは、個人が自分自身を他人の要望を遂行する代理人と見なしている状態である。この用語は、‘自主性’、すなわち、個人が自分自身を自分の意志で行動している見なしている状態と対比して用いられるよう」
「正常な人間は、成長の過程で、攻撃衝動の表現をチェックすることを学習する。しかし、文化は、権威から発する行動に対する内的抑制を教えこむことにほぼ全面的に失敗している。そのため、権威に発する行動は、人類の生存にとってはるかに大きな危険となっている」
以上のような分析は、しかし、軍隊という特殊環境のなかのみではなく、国家が劇的な方向転換をするような場面では、常に悪用されるのでしょう。
このような内的要因の操作について、もう少し記していこうと思います。
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