[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
メール
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
601-
701-
801-
901-
1001-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
現代人が納得できる日蓮教学
719
:
独学徒
:2006/05/04(木) 20:07:10
大変失礼致しますが、私も横レスさせていただきます。
創価学会版「富士宗学要集」第4巻所収の『五人所破抄見聞』によりますと、同著の終わりに「嘉暦三戊辰年七月草案 日順。」とあります。
この伝日順の識語は、現在伝わる形の「五人所破抄―日代本」にあるものですので、『五人所破抄見聞』が現在伝わる形の「五人所破抄―日代本」をもとに書かれたことが分かります。
興風談所の池田令道師は、「鳥鷺鳥鷺雑記」(うろうろぞうき)において、この伝日順による識語について、次のように考察されています。
****************************************
今回はいろいろ問題のある北山本門寺所蔵の日代筆「五人所破抄」(以下、日代本と略す)の奥書について考察してみたい。
まず図版①は日代本の終わり部分である。右上の「廿五」は丁数を示し、末行の「嘉暦三戊辰年七月草案日順」は日代筆ではなく異筆である。次に図版②は日代の弟子日任の識語、それには「日代聖人御筆大事書也」等の記述がみえる。
現在まで問題とされてきたのは「嘉暦三戊辰年」云云の筆蹟についてである。論者の一方では、この奥書を三位日順の自筆とする。つまり日代本に日順自身が加筆したとの見解である。他方では、はるか後世に添加されたもので筆者は不明とする。その理由として、「嘉暦三」と「年」との間に干支を書き入れる表記法が戦国期より始まることを指摘している。
結論を先にいえば、私も後者の見解を支持する。日順筆を否定する根拠は、従前からの年号の表記法に関する矛盾も重要な論点だが、もう一つ決定的な理由として、日代本を書写した日辰本の存在がある。日辰本は、
「日代御自筆の本を以って、非字・長囲に至るまで御本のごとく之を写す」
との念記があるように、実に日代本を厳密かつ正確に書写している。本文のみならず、図版②の日任の識語を行取りも正しく、さらには日任の花押まで臨写するほど念が入っている。それなのに日辰本には、本文と日任識語の間に位置する「嘉暦三戊辰年」の奥書が記されていないのである。これは要するに、日辰が書写した当時、日代本にこの奥書は存在しなかったのである。それを証するのは「読誦論議」における日辰自身の言葉である。
「日代直筆の本の表紙に草案と題し、篇内には草案の二字も無し。また富士立義抄の五字も無し、五人所破抄の五字も無し。年号月日も無し、日興御判も無し」
かくのごとく日代本には『富士立義抄』や『五人所破抄』のタイトルも無ければ「嘉暦三戊辰年」の奥書も記されていなかった。日辰が日代本を実見して、書末に「年号月日」がないことを確認したのは動かしがたい事実といえよう。
これにより日代本の「嘉暦三戊辰年七月草案日順」の一行は、日辰が書写した永禄年間以降、誰人かによって日代本に書き入れられたものと考えざるを得ない。一行の墨質や滲み方が本文と違っているのはそのためである。年号の表記法が戦国期以降の特徴を有するのは、むしろ当然と言わなければならない。
ところで同『読誦論議』に、日辰は日任の識語について、
「日辰、此の奥書の聖仁の二字を拝見するに、知んぬ、日任は深智に非ずと云ふ事を」
と述べている。
これは日任が「日代聖人」とすべきを「日代聖仁」と書いたことへの非難であるが、図版②の当該部分を見ると日辰の指摘とは違って「日代聖人」となっている。
しかしこれがまた問題なのである。よくよくその部分を注視すれば「人」の字は不自然に滲んでいて、その下には何らかの文字が確認できる。つまり「人」の字は「仁」の字を消した上に書かれたのである。こうしてみると「嘉暦三戊辰年」の加筆も、「仁」→「人」の改竄も日辰の非難に対応している。どうも日辰の言説に対し、後の人がやらずもがなの愚挙を犯したようである。
****************************************
この池田令道師の考察が正しければ、「五人所破抄見聞」もまた、「嘉暦三戊辰年」云云とあることから、日辰の活躍した永禄年間以降に作成されたものと考えられます。
ということは、少なくとも「五人所破抄見聞」以前に、保田妙本寺中興の日我によって日蓮本仏論は登場していたことになります。
御伝土代が日時本の可能性が大となりますと、もう少しさかのぼっても、大石寺日有・日教、もしくは保田妙本寺日要といったところでしょうか。やはり従来ここで議論されてきたとおり、また犀角独歩さんご指摘のとおり、このあたりが所謂「日蓮本仏論」の出所ではないでしょうか。
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板