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現代人が納得できる日蓮教学

550文殊:2006/04/06(木) 13:34:17
パンナコッタさんご提示の興風談所は教相門に重きを置いた解釈
という印象を受けました。「一代聖教大意」にいう「秘蔵の大事」
は日蓮が本覚思想の濃厚な影響にあったことを示すのではないで
しょうか。「富城入道殿御返事」は蒙古襲来に「神風」が吹いて
退散したことが真言僧調伏の功に帰せられたことが、門下に動揺が
激震のように走っていた背景がある。そこで富木さんが代表して
質問した。しかし、師からは真正面からの回答がなかった。
「鎌倉時代の後期、元寇という未曾有の危機に直面したとき、
日本の支配層の人々は、不動明王に怨敵退散を祈願した。この
ときは、仏教寺院において五壇法がとりおこなわれたのはもと
より、天皇の命を受けた密教僧が伊勢神宮に参篭して敵国降伏
を祈ったり、京都と鎌倉の八幡宮で五壇法が修せられたりと、
異例の対策が講じられている。それほどまでに不動明王への
期待は大きかった」(正木晃『密教』講談社選書メチエ108頁)
後期遺文に見る真言批判は教判論に加えて、政治的に真言僧が
朝幕に重用され拡大していることに対する苛立ちがあったの
ではないかと考えます。


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