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現代人が納得できる日蓮教学

127犀角独歩:2005/08/05(金) 12:02:24

―126からつづく―

現代人は法華経が3000年前にインドでシャキャムニが説いたものでないことを知っています。ということは久遠実成が物語であることも当然、認知することになります。

では、日蓮はどうであったのでしょうか。乾闥婆さんの述べるところでは、法華経の説法は事実としてとらえていたが、久遠実成は理念としてみていたということになるのでしょうか。

しかし、このように日蓮の法華経観を見ると、日蓮教説は成り立たなくなります。
何故か。日蓮の考えでは、法華の要法たる南無妙法蓮華経を上行等が付属し、それを末法に弘めるということは、紛れもない事実だったからです。では、、他の迹仏、他土菩薩を斥けて、上行等にこれを託したかといえば、それは久遠成道の釈尊(寿量仏)の初発心の弟子であるからです。インドにおける付属は、事実だが、久遠下種は理念であるとなると、まこの上行等が菩薩になった因がないことになります。これでは法華経は成り立たないわけです。

つまり、3000年前の法華説法とその付属が事実であれば、その付属をした仏がいつ仏になり、その仏の下種が誰であるのかという因縁果報を論理的に充足させるためには久遠実成、久遠下種は事実でなければ論理は破綻します。

わたしが日蓮が事実としてとらえていたというのは、そのような意味です。


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