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蓮祖の、著作・曼荼羅の真偽について

738犀角独歩:2007/04/28(土) 02:04:29

パンナコッタさんのご見識に、わたしも賛成します。
第一、『立正安国論』という日蓮自ら示した書名の‘くに’の字は「国」になっています。
もし、民衆を意図したものであるというのであれば題名にこそ[囗@民](国構えに民)の字を使ったのではないでしょうか。単なる思いこみから、文全体の意味を決めてかかっているのにすぎないと言えるでしょうね。

739パンナコッタ:2007/04/28(土) 12:13:24
独歩さんのご指摘のとおり、タイトルは紛れもなく"国"ですね。

興味のある方は、以下をどうぞ。
 http://www.hokekyoji.com/index-new2.htm
 http://www.artmemory.co.jp/honkokuji/original/picture/008.html

740大縫 薫:2007/04/29(日) 19:47:20
http://page8.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/h51668345
御直筆の断片なのでしょうか?

741独学徒:2007/04/30(月) 00:28:39

大縫さん、こんばんは。

>740

『日蓮・花押』が胡散臭いですね。
御書システムで検索すると、最終行の「南無妙法蓮華経」と「二月十一日」の両方に該当する遺文は無いようです。

742しゅんかん:2007/04/30(月) 11:37:25
慶長16年(1611)
日量とは誤りで、京都本満寺の一如日重でしょうか。

743独学徒:2007/04/30(月) 11:57:15

しゅんかんさん、

>742

花押の形からして、一如日重で間違いないと思います。

744大縫 薫:2007/04/30(月) 17:09:21
後世の模写としか思えないのですが?

745しゅんかん:2007/04/30(月) 21:29:33
独学徒さん、ありがとうございます。

746犀角独歩:2007/06/17(日) 10:12:35

諸賢

北山から、二箇相承、三秘抄の真筆が出たという噂を聞きましたが、実否をご承知でしたら、ご教示ください。

747れん:2007/06/17(日) 10:26:08
犀角独歩さん
北山から二箇相承と三秘抄の真筆が出た…
15日の小松先生の御遺文講義に出ましたが、そのような話題は出ませんでしたので、その実否は存じ上げません。私はむしろ、一字さんからご教示戴いた「中尾先生が立正安国論広本は弟子による写本」という発表があったという話の方がむしろ驚きです。北山の方に関しては、両抄の発見は事実であっても、案外花押ついた写本の可能性もあり、真筆云々は早計で勇み足である場合もあるのではないでしょうか。花押有りでも、偽作されたものの“原本”の可能性もありますから、注意するにこしたことはないと存じます。

748犀角独歩:2007/06/17(日) 11:41:20

れんさん

早速のご教示有り難うございます。
小松師の勉強会ならば、上杉師も当然ご参加であったのでしょうね。
そうですか、お話が出ませんでしたか。

もちろん、わたしは、この三書に真筆などあるはずもないと思っていますが、このような噂を訊くと、どんな次第なのかという興味は頭をもたげます。

また、何かご見聞の由ございましたら、お伝えいただければ有り難く存じます。

中尾師の広本への見解は、以下のものですね。
資料として、だいぶ前からHPに置いてあります。

http://www.geocities.jp/saikakudoppo/nakao_001.html

言われるところはわからないでもないのですが、しかし、ご承知の如く、『富士一跡門徒存知事』には以下のようにあります。

「一、立正安国論一巻。
 此に両本有り、一本は文応元年の御作、是最明寺殿と要を取って法光寺殿へ奏上の本なり。一本は弘安年中身延山に於て先本に文言を添へたまふ、而して別の旨趣無し、只建治の広本と云ふ。」

ここでいう「広本」がイコール現存の弘安建治交本であるかどうかは、もちろん、研究の余地はあるのでしょうが、少なくとも門徒存知事が成立した頃には、既に同論2本が存在していたことは間違いないことになります。
この点を中尾師は、まるで論究されていない点で、わたしは不満があります。

『平成新修日蓮聖人遺文集』にも載る「広本」を、わたしは真蹟であるという研究を支持します。改めてみると、この遺文集に中尾師は携わっていなかったのに、少なからず驚きました。

749犀角独歩:2007/06/17(日) 14:38:41

読み直したら、れんさんがご紹介くださった中尾師の話は、わたしがアップしているものの、発展系だったんですね。

これは具体的には何という論文でしょうか。重ねてご教示いただけませんでしょうか。

750れん:2007/06/17(日) 16:22:16
犀角独歩さん
小松先生の御遺文講義は、現在「観心本尊抄」ですので、講義も其の後の質問会での議論も結構目から鱗ということが多いです。
存知事における“広本”がズバリ現存の本圀寺本を指すのか、犀角独歩さんの仰るとおり研究の余地があると思います。もしかしたら、本弟子六人クラスにはテキストとして蓮師より広本と同内容の安国論が授与され、他師授与の分は戦乱等で失われたが朗師授与の分が偶々本圀寺に伝わったなんてこともあると存じます。真蹟集成に載る写真を見る限り、蓮師の御筆として疑義は感じませんが、もし蓮師の御筆でない場合は、彼の京都にある三沢抄の真蹟模写本の如き性質のものかもしれないとは思います。
この広本の件は一字三礼さんから戴いたメールから知りました次第です。一字さんによりますと「立正安国論をいかに読むか」の最終日の最後に中尾先生から発表があったそうです。
三秘抄も二箇相承もある種の同根的なものを感じるので、作成された場所を考えれば、妙師以降の重須であろうと思います。重須建師本の二箇相承も花押がありますから、もし、発見されたという噂が事実ならば、発見されたのは偽作された三書の作成された原初本かその第二転あたりではないかと考えている次第です。取り急ぎですが、ご参考までに。

751犀角独歩:2007/06/17(日) 16:30:36

れんさん

重ねてご教示、有り難うございました。
広本に関しては、ちょっとした新展開というところでしょうか。

最近は山籠もりで、都心に出ることも少なくその手の情報収集と、」とんと疎くなりました。何か情報がございましたら、ぜひご教授ください。

752一字三礼:2007/06/17(日) 17:45:53
犀角独歩さん
ご無沙汰しております。
「立正安国論」(広本)の件で、お騒がせしてしまいました。

東京都西部強化センター主催、「『立正安国論』をいかに読むか」という連続講座(全三回)がありました。
私は母を伴い、第二回目と最終日の講義を聴講させていただきました。
しかし、三回目の講座は、午前10時30分から午後6時30分までの長丁場だったものですから、母の疲労を考えて途中で退出してしまったのです。
その最終日の最後の講師が中尾先生で、その講義で「(広本)書写説」の最新バージョンが発表されたそうです。
私は宗学にも疎いので、その「(広本)書写説」とはどのようなものか、を博識のれんさまにご教示願ったしだいです。

そういった訳でして、私には詳しいことはわかりません。でも、連続講座の主催者の方にお願いして、中尾先生のレジュメなり資料なりがあればいただくことも可能かと存じます。
もしも何らかのものが手に入った時には、独歩さんにご連絡いたします。

753犀角独歩:2007/06/17(日) 18:52:48

一字三礼さん

たいへんにご無沙汰いたしております。
ご教示感謝申し上げます。

756a:2016/08/22(月) 09:59:11
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