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蓮祖の、著作・曼荼羅の真偽について
45
:
地名
:2004/05/25(火) 23:57
5.『日蓮教学の研究』望月歓厚著、平楽寺書店P294-295
「大日蓮華山」に関連した記述がありますので記します。
「戒壇論も同じく、日興には今日大石寺のいう大戒壇を富士山に建立するというような事はなかったようである。
富士山でなければならぬという考えは、前述の如く身延離山当時の日興の心境から推して、そういう事をいうべき筈がない。
何処までも師の墓・身延を去るという事が非常な悲しみであったという事が現れている。
したがって他に戒壇の中心道場を求めて、是が本来の戒壇道場である、これが聖人の思し召しであるというような主張はない訳である。
故に戒に就いても、受持の当所即受戒である。即ち、日興の『三大秘法口決』の裏書に
受持即受戒也 経に云く 是名持戒。 持経の所即戒壇也 法界道場云々。
と明瞭に出ている。事の戒壇建立が理想であるならば、かかる明瞭な言表はあり得ない訳である。
これらの言葉に依れば、やはり理の戒壇で、何(いず)れの所に於(お)いても妙法受持の当所を戒壇とする考えであった。『本門寺棟札』というのがあるが、これにも少しも戒壇建立の処(ところ)というような事は出ていない。
しかるに『五人所破抄』『門徒存知事』の如きに至っては、明瞭に日蓮という名と大日蓮華、即ち富士山という二つを結びつけて、其処(そこ)を戒壇とすると論じているのである。
富士とは郡の号、即ち大日蓮華山と称す。ここに知んぬ。先師自然の名号と妙法蓮華の経題と山州(さんしゅう)共に相応す、弘通此地に在り。
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