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蓮祖の、著作・曼荼羅の真偽について

399彰往考来:2005/01/01(土) 16:39

京都要法寺蔵の日蓮大聖人筆御本尊について〔1〕

京都要法寺には何幅の日蓮大聖人の御本尊が所蔵されているのでしょうか?
『<日本仏教基礎講座 第7巻>日蓮宗』(昭和53年、雄山閣出版、180頁)には「日蓮本宗」の項があり日蓮本宗の宗宝が紹介されています。それによると4幅の日蓮大聖人の御本尊所蔵が認められます。同書の「日蓮本宗」の項は加藤玄承氏の執筆によるもので同宗の公式見解に準ずるものと考えてよさそうです。同書の「宗宝」の項には、
「○日蓮大聖人真筆御本尊
一、符法本尊 (紺地金襴表装)
脇書 左 建治二年太歳丙子正月元日
右 符法沙門日興授興之
軸 長さ 二三二糎 幅六九・五糎
本体長さ 一三八・七糎 幅五一・三糎
一、称徳本尊 (紺地金襴雲鶴模様表装)
   脇書 左 文永九年太歳壬申正月元日
      右 問答第一行戒智徳筆跡符法沙門日興授興之
   軸 長さ 二一七糎 幅七二・六糎
   本体長さ 一○四糎 幅四九・二糎
一、紫宸殿本尊 (朱地古金襴牡丹模様表装)
   脇書 年月日等不詳
   軸 長さ 一八一糎 幅六四・二糎
   本体長さ 八三・五糎 幅四○・二糎
一、帰命本尊 (朱地古金襴表装)
   脇書 右 文永□□年太歳七月十三日
     左下 沙弥日目授与之
   軸 長さ 一九二・五糎 幅七三・三糎
   本体長さ 八九・八糎 幅五二・七糎
   仏部より天部まで南無を冠す。
日興上人筆曼荼羅本尊十四幅をはじめ本山歴代の先師の本尊等、宗祖大聖人、日興上人、日目上人、日在上人等の絵像等あり。
(以下、略)                」
とあり要法寺蔵紫宸殿御本尊の記載があるのが注目されます。

さて、山中喜八氏編集による『御本尊集目録(平成二年七月訂補四版)』には58番目に京都要法寺の御本尊が入集しています。それによると、御顕示年は空欄(不明)で、幅尺は丈二尺七寸六分(八三・六センチ) 幅一尺三寸三分(四○・三センチ)〔絹本〕とあります。
上記の4幅と対比するに、脇書に御顕示年月日がみられないことと、本体寸法が合致すること(1ミリの差がありますが目録のほうは尺寸からの換算ですのでよく一致するといってよいでしょう)から京都要法寺蔵紫宸殿御本尊は『御本尊集目録』の58番目と判断されます。この御本尊以外の3幅は『御本尊集目録』に入っていないので、偽筆もしくは模写の類である可能性が濃厚といえます。
なお堀日亨編『富士宗学要集 第八巻 史料類聚〔1〕』(昭和53年、創価学会、207頁)には京都要法寺蔵日蓮大聖人筆御本尊は、文永九年の称徳本尊のみ入集していますが、この御本尊は御真筆であるかどうか疑義があります。それについては追って投稿します。

by 彰応考来


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