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蓮祖の、著作・曼荼羅の真偽について

20犀角独歩:2004/05/18(火) 06:38

れんさん、有り難うございました。
柄にもなく風邪を引いてしまい、お礼が遅れました。
ご教示、興味深く拝読いたしました。

石山の時師と古写本の時師違いには大いに溜息をついたものでした。
学会を含む石山系教学から、わたしが蒙を啓く大きな足掛かりとなったのは仏教学者には頗る評判は悪いものの、サンスクリット説話では世界で三本の指に入ると言われた故岩本裕師でした。しかし、この師ですら、『十王賛嘆抄』を真跡として扱っていました。
次に私が兜を脱いだのが執行海秀師。しかし、その師ですら『五人所破抄見聞』を妙蓮寺眼師の書として論を立てていました。

以上のような有様ですから、山上師が『三大秘法稟承事』に疑義を立て、坂井師が二箇相承を偽書と論えば喝采は送るものの、石山の旧態依然の血脈譜をなぞる如き(もちろん、れんさんがそうであるという意味ではありません)蓮興目道を示すような論には二重にも三重にも身構えてしまう悲しき習慣が身に付いているのかもしれません。

わたしは古文書研究というのはまずは科学判定ありきから始めるのが一番の近道と考える立場です。そんな意味から、筆跡の形を必死に睨む努力には敬意を表するものの、もう少し、今日的な鑑定方法も取り入れたほうが善いという思いがありました。

参)真贋のはざま
http://www.um.u-tokyo.ac.jp/publish_db/2001Hazama/01/1400.html

そのような意味からの石山周辺への鑑定疑義であることをご了解いただければ有り難く存じます。これはれんさんのご教示を軽率に扱う意味はもちろんございません。
今後ともよろしくお願い申し上げます。

また、空き缶さんには多くの示唆を賜りましたこと、深く御礼申し上げます。
今後ともよろしくご教示のほど、お願い申し上げます。


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