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日蓮聖人の本尊観
18
:
管理者
:2002/07/30(火) 20:18
80 名前: 犀角独歩 投稿日: 2002/07/29(月) 10:51
現時点さん:
→仏のみが知ることであると示すのが十如(五何法)であり
まず「五何法」ですが、これは妙法華の異本である正法華経における十如該当部分の訳に付せられた名前です。
正法華では該当部分は以下のように訳されています。
何等法・云何法・何似法・何相法・何体法
となっています。これは難読でどのように読むか学者によって意見が分かれるようです。岩本裕師の梵本直訳によると
それらの現象が何であるのか、それらの現象がどのようなものであるのか、それらの現象がいかなるものであるのか、それらの現象がいかなる特徴を持っているのか、それらの現象がいかなる本質を持つのか、ということである(『正しい教えの白蓮』P69)
となっています。つまり、正法華のほうがより正確に訳出しているように見えます。
これらの点については坂本幸男師の優れた考察があるのですが、いま見つかりません。追ってアップすることにします。もしかしたら既に以前、アップしてあるかもしれません。
>> このとき、久遠成道の釈尊に、たしかに法華経の経文句々に留まらず、その精神
として、行者は見(まみ)えているのだと思うのです。
> この意味もよく理解できませんでしたので再説願えますでしょうか。
この意味は、たぶん渋沢師の解説をお読みになれば、おわかりになると思います。その文を受けたものです。
やや付言すれば、私は常に仏・法ということを考えてきました。ここで仏だけを取り出すのは素朴な信仰心で、路傍の石仏に手を合わせるのも、ここに含まれるでしょう。しかし、反面、法だけ取り出し、それを説いた仏を考えざれば、それは法偏重であり、仏恩を亡失した不知恩の徒との戒めを遁れられません。
ところで法華経で展開される久遠仏思想は、しかし、その仏は経典中の文言句々、そして、その文字が伝える精神にしか現れません。この点を記したのがご質問のところです。さらに付言すれば、この久遠仏は、しかし、単に文字に現れされる“創作”と見ることは科学的論証としては正しいのだと思います。しかし、法華経を拠り所として生きる行者にとって、この法華経の記述を通して、行者は久遠仏に仏恩を感じ、恭敬の念を抱くことによって歴史上の釈尊をも含めて仏・法の仏と見えているということです。
この行者にとって、釈尊は永遠の存在として実感されることによって行が完結していくということです。法だけであってはならないということです。
>> その意味において、一念三千(正確には不可思議境というべきでしょうが)は法なのではなく、説明原理なのだと私は思っています。
> 法ではなく、説明原理とは、どのような意味ととればよいでしょうか
これは法華経を読む私の実感です。私は聖人の祖意を見いだすために純天台の釈を採ります。しかし、法華経を読むのに、その天台の釈を“地図”とはしません。ただ自分の心で法華経に向かいます。
その結論から言って、法華経は一念三千を法理として説こうとするものではなく、飽くことのない菩薩道を教える経典であると考えるようになりました。しかも、実はこの考えは天台の法華経釈と矛盾しないとも考えるのです。聖人も同様であらせられると拝します。
まず一念三千ということについては何度か記してきたのですが、天台自身、「一念三千」という成句は使わないのであって、このような言葉による固定化を嫌ったのが天台でした。一念三千を成句、法理化したのはむしろ妙楽であると私には思えます。
一念三千と云われるところは止観禅定において己心の中に三千の諸相を明らかに観ていくための手がかりを示すものであって、いわば瞑想の手順を示すものであったのではないでしょうか。止観の中で仏を己心の中に観られることは、つまり、作仏は一切衆生に係る問題であることを意味するのであり、そこから菩薩道の価値が見出せることを意味します。二十四文字の法華経に説かれる「当得作仏」は自身の菩薩道によって成就されることになります。
ところが、天台の時代、判釈の基礎は華厳にあったようで、法を分析記述することが正統な仏教のような背景があったように思えます。そのために肝心の菩薩道より、むしろ、一念三千という止観の観念観法ばかりが取り沙汰されて今に至ってしまったのではないのかと私には思えるのです。すなわち一念三千(と云われるもの)は菩薩道のための説明原理なのであって、真の教法は菩薩道そのものであると私は思っているということです。
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