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本尊と曼荼羅

363真部:2005/05/14(土) 03:11:19
独歩さん

>経典の成立順番から言うと浄土(観経と浄土教とどちらが先か悩みますが)、次いで法華経、さらに真言(大日)ということでしょうか。

私自身は、宗祖の遺文をいかに考えるか(そのためには宗祖と同じ地点で考えたい)を前提にしますので、経典の成立云々は、宗祖が立脚された天台大師の五時八教説を・ここでは・採ります。
注:歴史的な経典の成立時期は、種々の研究があると思います。
tp://www2.valdes.titech.ac.jp/~hashizm/text/titech/shukyo/resume/resume06.html

>法華における寿量は…阿弥陀の無量寿にアイディアを得て…阿弥陀と寿量仏の同一視…

宗祖は「撰時抄」(54歳御作)で「…其の上・不空三蔵は・誤る事かず多し。所謂・法華経の観智の儀軌に、寿量品を阿弥陀仏とかける眼の前の大僻見。…」と否定されているように思われます。塩田師の論文中の「光寿」は・あくまでも一つの考察であると私は理解しています。

>多宝、大日…

多宝・大日について宗祖の遺文を時系列で見ますと、
1.「善無畏抄」(50歳)
「其の上善無畏三蔵の御弟子不空三蔵の法華経の儀軌には、大日経・金剛頂経の両部の大日をば左右に立て、法華経《多宝仏》をば《不二の大日》と定めて、両部の大日をば左右の【臣下】のごとくせり。」 

2.「法華取要抄」(53歳御作)
「諸仏如来或十劫百劫千劫已来過去仏也。教主釈尊既五百塵点劫已来妙覚果満仏。」
「大日・阿弥陀・薬師等尽十方諸仏…教主釈尊【所従】等也。天月万水浮是也。」
「華厳経昆廬遮那・大日経金剛頂経両界大日・宝塔品多宝・左右【脇士】也。」

3.「報恩抄」(55歳御作)
「教主釈尊、宝塔品にして一切の仏をあつめさせ給ひて大地の上に居せしめ、大日如来計り宝塔の中の南の下座にすへ奉りて、教主釈尊は北の上座につかせ給ふ。此の《大日如来》 は大日経の胎蔵界の大日・金剛頂経の金剛界の大日の主君なり。両部の大日を【郎従】等と定めたる《多宝仏》の上座に教主釈尊居せさせ給ふ。」

私見にすぎませんが
1.は不空「儀軌」に「法華経多宝仏を不二の大日」と定めて、両部大日は「臣下」。
2.は「十方諸仏」(大日・阿弥陀・薬師等)は「教主釈尊」の「所従」であり、華厳の昆廬遮那と両部大日は「宝塔品の多宝如来」の左右の「脇士」とされ。
3.は「一切の仏」は「大地」に居せしめ、宝塔の中の北上座「教主釈尊」・南下座「多宝仏」(多宝仏である大日如来の「郎従」として両部大日)
とされているように思われます。

>つまり、此土・釈迦(報身)、西・阿弥陀(応身)、東・多宝(法身)…

宗祖は「天台大師は法華文句見宝塔品の冒頭に多宝法身、釈迦報身、分身応身と注釈」
をお取りになられているのではないでしょうか(私見にすぎませんが)。同論文中で覚禅抄の「密意か」等は・あくまでも一つの考察であると私は理解しています。

>阿弥陀(西・無量)…漫荼羅図示にはまったく顕れません。この点はどうか。

宗祖は「法華取要抄」で「…大日・阿弥陀・薬師等尽十方諸仏…」と記されておりますので、建治年間までの漫荼羅に認められている「十方分身諸仏」に含まれると思われますが。

ご質問の趣旨を取り違えた見当違いな点等お許し願います。


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