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創価学会の功罪を考える

210犀角独歩:2003/10/18(土) 14:11

『日蓮宗の諸問題』雄山閣
日蓮正宗創価学会における「本門戒壇」論の変遷
―― 政治的宗教運動と社会統制
西山茂著

は秀逸な論考です。
このなかで当時の戸田さんの言葉が引用されています。

「天皇に御本尊様を持たせ、1日も早く、御教書を出せば、広宣流布できると思っている人があるが、まったくバカげた考え方で、今日の広宣流布は、ひとりひとりが邪教と取り組んで、国中の一人一人を折伏し、みんなに、御本尊を持たせることだ。こうすることによってはじめて国立の戒壇ができるのである。……いま、わたくしたちは、大きな本門の戒壇を建てるための、ひとつひとつの土台石をはこんでいるのであります」(戸田城聖『講演集上』51頁 / 昭和26年5月、会長就任挨拶から)

「われらが政治に関心をもつゆえんは、三大秘法の南無妙法蓮華経の広宣流布にある。すなわち、国立戒壇の建立だけが目的なのである。ゆえに政治に対しては、三大秘法稟承事における戒壇論が、日蓮大聖人の至上命令であると、われわれは確信するものである」(戸田城聖『巻頭言集』104頁)

「御教書とは衆議院に於て過半数の構成を以って発せられるものである故これが獲得の為にも正法弘通の活動は今後新生面が展開されなければならない」(『聖教新聞』昭29・1・1)

「国会議員が出て、国立戒壇の請願が出され、国会で可決され、天皇陛下も、また、この御本尊のありがたさを知ってこそ、初めて広宣流布できるのです」(昭30・3・27 鶴見支部第四総会での戸田城聖講演・戸田城聖『講演集下』27頁)

「広布の終点は国立戒壇である。その為には国会の議決が必要だ、すると宗教の正邪い対して確たる信念を持ち国立戒壇建立を願う人々の代表が国会議員として多数居なければならない事は論をまたないのである(『聖教新聞』昭30・4・7)

「富士山に国立戒壇を設け、日蓮正宗を国教にすることだ。そのためには20年後には国会議員の過半数を占めなければならない」(『聖教新聞』昭30・4・17)

以上の如く、戸田さんは国立戒壇論者でした。
しかし、池田さんは

「『国立戒壇』ということばなどはどこにもありません。戸田先生も、ちょっと『国立戒壇』ということばをもらしたことはありますが、私も先生がおっしゃったから申し上げたことも一、二ありますけれども、御書にも日興上人のおことばにも、日寛上人のおことばにも『国立戒壇』ということばはないです」(池田大作『会長講演集』第11巻127頁 / 学生部第七回総会)

しかし、この池田さんの発言はいまだ国立戒壇から脱していないと西山師は分析する。その証左として、青木亨さんの文章を挙げている。

「学会の目的はただひとつであり、それは広宣流布といい、王仏冥合といい、国立戒壇建立といい、ぜんぶ同じことを指しているのである。……民主国家における国民の総意は、同時に国家の意思であると教えているのであるから、それが国立戒壇と呼ばれても何ら不思議はない。しかも、その内容を『民衆立』の意味であると教えているのであるから、問題にするほうがよほどどうかしている」(『大白蓮華』昭39・11)


以上、懐かしい資料が載っています。
さて、これら資料が未だに学会が使用されているのか、“お蔵”にされてなかったように扱われるのか、はたまた、書き直し改竄して使用されているのか、この比較検討は興味深いテーマであるといえます。

上述の論考のなかで、西山師は『折伏経典』の校訂3版と改訂36版の比較対照を試みています。これより徹底した論考に「『折伏経典』考証」(伊藤立教著/『佛教學論集』昭和49年度 No.11)があります。ここでは30にも及ぶ版を比較検討し、その変遷、書き直しを追っている。実に興味深い研究である。

さて近日、有志で集まって、戸田さんの講演を録音プレスしたレコードを聴いてみましたが、それによって、現在、発刊されている『戸田城聖全集』がかなり書き換えられていることがわかりました。
一言に「戸田先生の指導」ということは簡単ですが、実際に話した内容と思想そのものまでが変わってしまう書き換えをしたものを、果たして当人の分と呼ぶことができるのか、わたしには大きな疑問が残ります。生の声に接する時、戸田さんは見紛うことなき「国立戒壇論者」であることは疑う余地はありません。その意味において、現創価学会が戸田さんの忠実な継承者であるとは言い難く、むしろ、その思想にもっとも近似しているのは、皮肉にも、顕正会・浅井さんであると見えます。この管見に反論があれば、確実な戸田さんの発言から批正を期待するものです。


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