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本門戒壇の大御本尊様の偽作説について

2199れん:2009/01/23(金) 13:41:00
問答名人さん・そううそさん

問答名人さんのご指摘の通り、河辺メモにおける阿部日顕氏の発言「その他は時師か有師の頃」というのは、私も気になるところです。石山の彫刻本尊の場合、諸賢のご指摘の通り、日憲図・完則図・現在の彫刻と、その勧請の十界の記名が異なるので、複数説が指摘されていますが、河辺メモの場合、現在の彫刻の首題・四大天王以外が「時師か有師の頃」という訳ですね。この場合は、現在の彫刻が時師から有師の頃に作られたということで、日顕氏は複数説を否定している訳ですね。日顕氏は本尊研究を能くされたと謂いますから、実見の上の見識ですから、説得力があります。
ただ、この場合、日時師や日有師の時点で、原本である禅師授与大漫荼羅が石山になければならないので、河辺メモの日顕氏の説には、少なからず懐疑的にはなりますね。

但し、日郷師門流の富士久遠寺の所伝(「日蓮宗の本山めぐり」の記事)では、同寺にある板本尊を真似て、石山が彫刻を作成したという伝承があります。富士久遠寺の本寺である安房妙本寺では、日郷師御遷化直後と応永年間に板本尊を造立しており、室町初期の頃、富士久遠寺が建立された時、その本堂安置の本尊として、本寺の先例に倣い、現存の富士久遠寺の板本尊が作成されたと考えられますので、石山における彫刻造立は富士久遠寺の板本尊作成安置の以後のことと思っております。


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