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本門の戒壇について
1
:
野菊
:2003/10/09(木) 09:02
またまた新スレッド作ってしまいました。<(_ _)>
本門の戒壇というとすぐ国立だの富士山だのとなってしまいますが、
私は一番重要なのは、自誓戒ということが本門の特徴だと思うのです。
偉い坊さんから授かるのではなくて、自らすすんで御本尊に誓う。
折伏といえどもこの例外ではなくて、説き伏せて、泣き脅して(笑)
某教団などとは違い、我々はそんなことはしませんが、そんな方法で会員を
増やしたところで、他人に強制されて立てた誓いでは本門の戒壇ではないわけです。
どうでしょう?
112
:
直人
:2004/05/09(日) 20:29
創価学会がはじめて「国立戒壇」なる語句を使用したのは1950年11月12日・創価学会第五
回総会における戸田城聖氏の講演においてであった。
広宣流布は、仏意であり、仏勅であります。われわれ凡夫の力をもってして、これを左右す
ることなど、ぜったいにできないのでありまして、(中略)しかし、国立の戒壇は、まだ建立せ
られず、現在にいたっております。それこそ、末代にのこされた仏勅といわなくて、なんであ
りましょう。 (『講演集』上−P46)
その後、戸田氏は1951年5月3日・会長就任式挨拶において次のように述べている。
天皇に御本尊様を持たせ、一日も早く、御教書を出せば、広宣流布ができると思っている
人があるが、まったくバカげた考え方で、今日の広宣流布は、ひとりひとりが邪教と取り組
んで、国中の一人一人を折伏し、みんなに、御本尊様を持たせることだ。こうすることによっ
て、はじめて国立の戒壇ができるのである。 (『講演集』上−P50)
ここには昭和40年代、広宣流布の方程式とされた《舎衛の三億》なる思想など微塵も見られ
ない。戸田氏の国立戒壇論はさらに加速していく。戸田氏は1955年3月27日・鶴見支部第四
回総会において次のように述べている。
広宣流布の姿におきまして、また広宣流布の途上におきましては、経済界に、あるいは新
聞社において、あるいは雑誌において、または、これに類似する文化活動において、あるい
は映画において、あるいは政治において、また会社の重役といえども、会社の小使いといえ
ども、皆、御本尊様のありがたいことがわかって、これらの人々のなかから国会議員が出て、
国立戒壇の請願が出され、国会で可決され、天皇陛下も、また、この御本尊様のありがたさ
を知ってこそ、初めて広宣流布ができるのです。 (『講演集』下−P27)
特に会長就任式挨拶・鶴見支部第四回総会における戸田氏の戒壇思想は今日の顕正会が
主張する戒壇思想と全同と云えるかもしれない。なお、顕正会の国立戒壇論は次の如くである。
日本一国に南無妙法蓮華経と唱え奉る広宣流布のとき、国家意志の表明を以て国立戒壇
を建立して戒壇の大御本尊を安置し奉れば、日本は仏国となるのである。
(『日蓮大聖人の仏法』改訂版P164)
113
:
直人
:2004/05/09(日) 20:33
>>112
の続き
戸田氏は1956年8月『大白蓮華』に「王仏冥合論」を掲載し、創価学会の政界進出について次
のように述べている。
このたびの参議院選挙戦では、大いに社会の注目をひいた。宗教団体であるわが学会人の
なかから、政治家をだすのかということについて、内外ともに、いろいろの議論がでている。た
とえば、日蓮正宗を国教にするとか、また何十年後には、衆参両院の議席を学会人で占める
とか、または創価学会が日本の政治をとるとかいう、あらゆる妄説が唱えられている現状であ
る。しかし、われらが政治に関心をもつゆえんは、三大秘法の南無妙法蓮華経の広宣流布に
ある。すなわち、国立戒壇の建立だけが目的なのである。ゆえに政治に対しては、三大秘法
稟承事における戒壇論が、日蓮大聖人の至上命令であると、われわれは確信するのである。
(『巻頭言集』P204)
文中、戸田氏は「日蓮正宗の国教化」「衆参両院の議席獲得」「政権獲得」を否定しているが
これが戸田氏の本音であったとは云えない。一つには戸田氏はこれに先立つ1954年5月30日・
足立支部第三回総会において次の如く述べている。
日蓮正宗を国教として、天皇も帰依し戒壇を建立するようになった場合、戒壇の御本尊さま
をどこの宗派がだせるか。
(「戸田城聖先生の遺教録」『大白蓮華』104号[昭和35年1月号]P22)
もっとも、この戸田講演は『講演集』『戸田城聖全集』(和光社/聖教新聞社)では次の如く改
竄されている。
この日蓮正宗に、天皇も帰依し、国立の戒壇を建立するようになった場合 、戒壇の御本尊
様をどこの宗派が出せるか。(『講演集』上−P308)
この日蓮正宗に、天皇も帰依し、国立の戒壇を建立するようになった場合 、戒壇の御本尊
様をどこの宗派が出せるか。
(『戸田城聖全集』[和光社]2−P242/『戸田城聖全集』[聖教新聞社]4−P164)
二つには「王仏冥合論」発表後の1956年12月23日・第五回男子部総会において池田大作氏
が次のように述べているからである。
まさしく戒壇建立の暁にはわが学会員にとり、かつ、わが学会青年部の手によって内閣を
結成して王仏冥合を、大聖人様の御予言を達成すべき瑞相ともいえるのではないかと思い
ます。(『会長講演集』3−P75)
創価学会青年部の手によって内閣を組閣するとなれば、衆参両院において過半数を占めね
ばならない。過半数を占めるに至らないまでも第一党にならねばならないはずである。そもそも
内閣を組閣するということは政権を取るということであるから戸田氏がさきに述べた「衆参両院
の議席獲得」「政権獲得」を妄説とすることは決してできない。
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