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本門の戒壇について

10川蝉:2003/11/05(水) 11:53
今日は。

隆師の戒壇についての見解が気になったので、日蓮宗事典を見たところ、
《 『法華本門弘経抄』の神力品の項で師日存の口伝として「本門の戒壇について通途に戒と云う時は、正報を本と為し、壇と云う時は、依報を本と為す(略)国主信用の時は日本一州万民を受者として本門の戒壇を建つべきなり。戒壇は世間流布の本尊の如く、戒壇の方面は地形に従うべし。寸尺高下注記すること能わず云々」(日隆聖人全集第十一巻一ー二頁)と述べている。この文から推察すると、師日存には戒壇建立の主張があったものと考えられるが、この文以下の日隆の記述は事壇の主張はみられず、即是道場の理壇を主張している 》

と解説してありました。

伊藤 瑞叡教授は
「日隆の叔父であり師である日存は像門であるから、この口伝は日蓮聖人から朗師・像師への相承でありうる。・・。隆師は理壇に立脚しながらも、口伝相承を媒介として、未来に戒壇事成を期している、と知られるのではないか。」(三大秘法抄の真偽論争75頁)
と云う見解を記しています。

伊藤 瑞叡教授の「三大秘法抄の真偽論争」(日蓮宗出版扱い・5000円)は非常に参考になるものです。


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