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事件・犯罪からみる日本人の心

390凡人:2012/04/30(月) 21:27:33
■「面会謝絶」のキャバ嬢に振り込みを続け…

 2人は店外デートをしていたといっても、交際していたわけではない。16年ごろになると、キャバ嬢は「病院に入院し、面会謝絶になった」などと言って、店にもあまり出勤しなくなり、栗田容疑者とほとんど顔を合わせなくなった。

 連絡手段は主に携帯電話のメール。カネの振り込みを求めるのもメール。当初「胃がん」と言っていたはずの病名も、「心臓が弱い」「脊椎(せきつい)損傷のため手術が必要」「白血病」と、ころころ話が変わるようになった。

 さすがに不審に思った栗田容疑者。「病院からの請求書を見せてほしい」とメールした。しかし、キャバ嬢から「疑われたら生きている意味がない」「自殺する」などと返信がくると、結局、あわてて振り込みをしてしまったという。

■税務調査きっかけに不正発覚 それでも覚めない夢

 貢ぎ始めて約7年が過ぎた22年8月、会社の税務調査をきっかけに、使い込みが発覚した。キャバ嬢にはここ6年間で、ほとんど会っていなかったが、栗田容疑者は、まだ目が覚めなかった。発覚直後、キャバ嬢に「会社の金を横領していた」とメールで打ち明けた。自分が逮捕されることになると予想すると、どうしても会いたくなったようだ。「自首する前に会いたい」とも頼んだ。

 しかし、返事は「最後に(振り込みを)お願い」。キャバ嬢は栗田容疑者とは決して会おうとしなかった。

 会社側の調査では、不正に引き出された総額約6億4000万円のうち、約4000万円は栗田容疑者の個人的な株投資などに使われた形跡があったが、残りのほとんどはキャバ嬢への振り込みとキャバクラ代。会社側は、引き出された資金を取り戻すため、栗田容疑者と上司に、キャバ嬢が入院しているはずの茨城県つくば市内の病院を訪問させた。

 当然、キャバ嬢の入通院記録はない。ようやく目が覚めた栗田容疑者は、キャバ嬢をメールで問いただすと、「本当にごめんなさい」と、嘘をついていたことを認めたという。

■6億円弁済のめどは立たず 「いま考えると…」

 実は、このキャバ嬢はすでにキャバクラを辞めていた。栗田容疑者は23年2月、貸したカネの返還を求める民事訴訟を起こしたが、「ほとんど使われていて残っていなかった」(シバタ社の担当弁護士)ことが確認された。キャバ嬢を辞めた女性は謝罪の意向は示したものの、資金回収のめどは立たず、結局、訴訟は取り下げられた。

 警視庁は今月、シバタ社からの刑事告訴を受けて、栗田容疑者を逮捕した。逮捕容疑は、21年4月〜22年7月、同社の口座から55回にわたり計約2億3000万円を自分の口座に振り込み、だまし取ったとしている。残りの使い込み分についても、警視庁は公訴時効(7年)にかからない計約2億9000万円については立件する方針だ。

 電子計算機使用詐欺罪は最高で懲役10年。だましとった額は、ほとんど返済のめどはなく、もし起訴され、有罪になった場合は、かなり重いペナルティーが予想される。会社が受けた損害も計り知れない。

 警視庁によると、栗田容疑者は調べに対し、「いま考えると不自然だが、当時は病気だと信じていた」と供述しているという。
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