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事件・犯罪からみる日本人の心

360凡人:2012/02/09(木) 18:33:49
企業が安全を怠った人災
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海底トンネル事故:掘削地点の地質調べず 法抵触の可能性
毎日新聞 2012年2月9日 14時14分

大型浄化装置によって、たまった濁水が浄化されていくトンネルの縦穴=岡山県倉敷市のJX日鉱日石エネルギー水島製油所で2012年2月9日午後1時12分、宮間俊樹撮影

 作業員5人が行方不明になった岡山県倉敷市のJX日鉱日石エネルギー水島製油所での海底トンネル事故で、工事会社の鹿島が掘削予定場所の地質調査をしなかったことが、労働安全衛生法に基づく規則に抵触する可能性があることが分かった。鹿島は現場から約30メートル離れた10年前の別のトンネル工事で縦穴部分の地質調査をしており、この結果を基に今回は横穴部分も縦穴部分も調査せず着工した。岡山労働局などは不適切なやり方だった可能性もあるとみて調査する方針。

 倉敷労働基準監督署などによると、規則は出水や落盤から作業員を守るため、ボーリングなどで地質や地層の状態を事前に調べるよう工事業者に義務づけている。ただ調査時期に関しては「あらかじめ」とするだけで明記していない。鹿島は過去の調査を利用したことについて「距離が近く問題ないと判断した」としている。

 厚生労働省は、近距離で地形的に連続性がある場合、過去の調査結果の利用に問題はないとしている。ただ10年前の調査結果だったことについては「地形が変わる場合などもあるが、何とも言えない」としている。

 事故のあった水島コンビナート周辺の地盤を00年代半ばに調査した鈴木茂之・岡山大准教授(地質学)は「10年で地質が変わるということはない」とする一方、「水島は地上から約10メートルの深さまで泥や砂の軟弱な砂泥(さでい)層が広がり、深くくぼんでいる場所もある。技術面や費用面で難しいかもしれないが、ボーリングなどで綿密な調査をする必要があったのではないか」と話している。

 一方、鹿島は9日、トンネル内の濁った海水の浄化作業を始めた。行方不明者5人を捜すための潜水活動が視界不良で困難を極めているためで、1日程度かけて透明度を高める。縦穴(直径約11メートル、深さ34メートル)脇に浄化装置を設置。深さ約20メートルの地点からポンプで海水をくみ上げ、水槽を通過させて薬剤で泥などを取り除き、縦穴に戻している。これまでほぼゼロだった視界は、水面から約1メートルの深さまで見えるようになったという。【深尾昭寛、加藤小夜、鈴木理之、石井尚、村本聡】


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