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事件・犯罪からみる日本人の心

335凡人:2012/01/15(日) 14:50:45
赤信号注意され逆上…男性殴り死なせた男の「理不尽」 交錯する怒りと悲しみ
2012.1.15 11:00

信号無視を注意して男性が殴られ死亡した、JR大井町駅前の横断歩道。赤信号でも横断する人が絶えない=11年12月24日(大西正純撮影)

 東京都品川区の路上で昨年11月、赤信号で横断したことを注意された男が逆上し、注意した男性を殴って死亡させる事件があった。傷害致死容疑で逮捕、起訴された男は警視庁の調べに「腹がたってやった」と供述。その理不尽な行動に、関係者の間で怒りと悲しみが交錯している。(大島悠亮)

息子の前で逆上し…

 昨年11月12日午後7時35分ごろ、大手百貨店や飲食店などが立ち並ぶ東京都品川区のJR大井町駅中央口側の横断歩道。区内に住む無職、小牧信一さん=当時(77)=は、対面から信号無視をして渡ってきた2人組の男らを見かけた。

 「赤信号ですよ」

 小牧さんがこう注意すると、男の1人が「うるせえんだよ」と逆上。顔を殴られた小牧さんは路上に転倒して頭を強く打ち、意識不明の重体となった。小牧さんはすぐに病院に搬送されたが、1カ月以上たった12月20日、帰らぬ人となった。

 捜査関係者によると、小牧さんを殴ったのは傷害致死容疑で逮捕され、今月13日に起訴された品川区東大井の会社役員、山根基久夫被告(48)。そして、傍らにいたのは山根被告の10代の息子だった。2人は事件後、駅構内を抜け、自宅のある東口方面から逃走。山根被告は事件がニュースなどで報道されているのを見て、小牧さんが死亡したことも把握していたという。

 当初、捜査は難航したが捜査員の執念が実を結ぶ。事件から数週間がたち、再度、現場周辺の防犯カメラを細かく解析したところ、事件当時、現場で目撃された男と似た人物を確認。山根被告が浮上した。

「仲のよい親子」

 近所の住民らによると、山根被告は半年ほど前から、駅から東に約300メートルの賃貸マンションに住み、息子と2人暮らしだった。近くの商店街では、2人がよく買い物に歩いている様子が目撃されている。

 近くの精肉店の男性経営者は「5、6回ほど買い物に来てくれたが、いつも息子と一緒で仲がよさそうだった。山根被告も温厚そうな感じ。とてもそんな事件を起こすような人には見えなかった」と振り返る。

 山根被告は22日にも、息子とともに、クリスマスの鳥の丸焼きを注文するため店を訪れていた。しかし、商品を受け取るはずの24日、山根被告は逮捕された。

 「かわいがっていた息子の前で注意され、ついかっとなってしまったのだろうか」。男性はこうつぶやき、肩を落とした。

 「身勝手な動機で大切な人を失ったご遺族の無念は察して余りある」。捜査関係者は険しい表情でこう続ける。「父親が人を死なせる現場を見てしまった息子さんの心の傷も計り知れない。山根被告は多くの人を傷つけた」

「何とか生き抜いて」

 小牧さんの知人らからは理不尽な事件に怒りの声が漏れる。

 同じアパートに住む無職の女性(78)は「いつも挨拶をしてくれる礼儀正しい人。私が体を壊したときも、心配してくれる優しい人だった。いまでも亡くなったとは信じられない」。別の男性は「なんで注意して殺されなくてはいけないのか。残念でならない」と悔しがった。

 事件直後から、小牧さんの容体は厳しい状態が続いていた。しかし、「何とか生き抜いてほしい」との家族の希望で延命措置が続けられたという。親族とみられる女性は、「何もお話しすることはありません」と言葉少なに話した。

 事件現場の大井町駅中央口側のロータリーにはきょうも、数多くの通行人が行き交う。歩道の赤信号を無視して横断する人は依然、後を絶たない。


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