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事件・犯罪からみる日本人の心

274凡人:2011/11/23(水) 14:30:49
 佐藤被告にとって爪を剥がす行為は最も簡単なストレス解消法なのだという。

 検察官が法廷で読み上げた供述調書にも「繰り返し力いっぱいぐりぐりと引っ張った。剥がれた瞬間、イライラが吹き飛び、なんとも言えない満足感が得られた」とある。

 これまでに何度も自分自身の足の爪を剥がしてストレスを発散したことも告白した。今回の逮捕後の9月2日にも自分の足の爪を剥がしたという。

 「しばらく歩けないほど痛かった」といいながらも「ストレスを発散できると思いました」と不可解な言葉を繰り出した。

 弁護人は「被告が自分の爪を剥がすのは、ストレスを感じたときに自分自身に嫌気がさし、消えてしまいたいと思うからだ」と説明するが、「なぜ爪にこだわるのかはよくわからない」と首をかしげる。
 

原因はストレスだけ?

 「刑務所は二度と行きたくない場所。(また刑務所に行くことになると)考えたが、やめられなかった」

 社会復帰後、わずか3年弱で再び同様の犯罪に手を染めた佐藤被告。被告人質問でもストレス解消を理由に挙げたが、なぜ、それが他人の爪を剥がすという突拍子もない残酷な行為に結びついたのだろうか。通常ではなかなか理解しがたい行動だ。

 弁護側は「背景に軽度の精神遅滞がある」と指摘する。佐藤被告は対人関係を円滑に築くことが苦手で、特にストレスの処理能力が未熟。ストレスをため込んだときにその矛先が自分より弱い人間に向く傾向があるという。弁護側は犯行当時の精神状態について「心神耗弱とまでは認定できない」としながらも、佐藤被告のこうした傾向が一定程度、犯行に影響を及ぼしたと主張するのだ。


 これに対し、検察側は「精神遅滞は軽微であり、過大に評価すべきではない」と反論。さらに「いかなる理由であろうと、意思疎通の困難な弱者ばかりを狙ってストレス発散を図った被告の行為が正当化されることはない」とした。

 被告人質問に続く論告で検察側は「高齢者を狙った卑劣で残忍な犯行」として懲役6年を求刑。弁護側は「被告は反省しており、二度と介護の仕事に就かないと誓約している」と寛大な判決を求めた。

 佐藤被告自身もこう訴えた。

 「被害者の方には大変深く申し訳ないことをしたと深く反省しております。母ももう高齢です。こんな悪いことをしておきながら、こんなことを言うのはおかしいとは思いますが、寛大な判決をお願いします」

 被害者の心身に大きな傷を残す行為を繰り返した自らの犯罪をどこまで深く反省しているのか。高齢の母親の話を持ち出してまで情状酌量を狙おうとする態度に、法廷ではしらけた雰囲気も漂った。

 裁判所はどのような判断を下すのか。判決は12月7日に言い渡される。
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