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高経大を考える

185凡人:2011/03/27(日) 00:34:25
福島の実家被害 高崎経大大学院生・木村さん修了式 自治体就職「防災、役立ちたい」
(2011年3月26日東京中日新聞)

 東日本大震災の犠牲者に鎮魂の思いを込め、女子学生は着飾るのを控えた−。福島県大熊町の実家が津波にのまれた高崎市立高崎経済大大学院の学生が二十五日、複雑な心境で修了式を迎えた。福島第一原発は実家から約五キロの同じ町内。避難指示により、家族は学生を頼って高崎市へたどり着いた。四月に都内の自治体に就職する学生は「防災面で役立ちたい」と決意を新たにしている。 (菅原洋)

 この学生は同大大学院地域政策研究科博士前期課程を修了した木村友紀さん(24)。

 「自分が津波に巻き込まれていたかもしれない」。震災前日の十日まで、木村さんは実家に帰省していた。

 同日に高崎市へ戻ると、十一日に地震が発生。実家は海岸から約二百メートル。津波の報道を見ながら「絶対に(津波が)来ている」と確信した。

 家族は父、母、姉、弟二人の五人。発生直後に一時的に弟二人と連絡が取れたが、その後途絶えた。自家用車で実家に向かおうとすると、大学の友人に「無謀」と止められた。

 十二日午前、家族全員の無事が分かったが、近所には行方不明者もいる。「実家一帯は地震、津波、放射線、風評被害の四重苦の状態」(木村さん)。十三日、家族と親類計十一人が、大学の先輩が提供してくれた高崎市のアパートへ避難した。

 「高崎をはじめ県内の皆さんに感謝したい」。同大入学から六年暮らした木村さんは実感を込める。大学院で食料や農業などの問題を学び、就職氷河期の中で難関の自治体に入る。「震災対応の仕事に取り組みたい。実家が被災し、防災対策の大切さも分かった」と意欲を見せる。

 さらに「被災者の一人として自らも努力したい。復興は一過性ではなく、これからが戦い。皆さんには長い目で幅広い支援を」との思いを募らせている。


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