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高経大を考える

173凡人:2011/03/17(木) 23:23:43
●21世紀の日本の高等教育機関 五つの将来像とその役割
ところで「研究大学」「専門大学」「教養大学」という言葉を使用したが,これは21世紀の高等教育機関の将来像を考えてのことだ。

教育改革によって生徒一人ひとりが持つ能力を全面的に開花させても,個人的な能力にはバラツキがあるのは否定できない。高等教育機関では,画一的な教育から個性的な教育に転換し,“学生集団の学力”とその希望に沿った教育が実行されなくてはならない。このことからすると,21世紀の高等教育機関の将来像は1図のようになる。五つのタイプの高等教育機関が共生し,互いに競争し合って教育の活性化を進めていく。高等教育機関で勉強する学生も,学力と希望する職業,家庭の経済事情などいろんな要素をふまえて,その進路を決定する。

希望する職種となると,医歯薬系,芸術系など特定の分野を除くと,産業社会ではゼネラリストとしての道を歩むか,堅実なスペシャリストとしての道を歩むか,あるいはハードな産業社会のソフトな面を受け持つ専門的教養人としての道を歩むか,大学や企業での研究者としての道に進むか,人それぞれ進路が異なる。

「社会に対する知の奉仕」を受け持つ高等教育機関は,それぞれの進路に見合った高等教育を行わなくてはならない。「研究大学」は研究者,研究能力をそなえた実務者や技術者,医者など上級スペシャリストを育成する。「専門大学」は上・中級スペシャリストを育成し,「教養大学」は専門的知識を持った教養人を育成する。「短期大学」は四大と同じように「専門」と「教養」のいずれかに徹し,この二つの機動性を持つことが必要となる。「資格取得」と結びついた「専門」教育では多くの専門科目を用意して短期間に効率よく学習できるカリキュラムを用意することが必要である。
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