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高経大を考える

148凡人:2011/03/05(土) 20:27:02
学生が集客の担い手に 
■高崎 月1回「昼市」を開催(2010年4月3日 読売新聞)

 県下随一のにぎわいを誇ってきたJR高崎駅西口。百貨店の高島屋とスズランを結ぶ大通りを軸に、商店街が網目状に広がる。かつて自転車が通れないほどの買い物客であふれた一帯は、郊外店に人が流れ、シャッターを閉じた店舗が目立つ。そんな商都の復権に向け、商店街は様々な集客作戦に知恵を絞っている。昨年8月、新たな集客の担い手が加わった。地元の高崎経済大学に通う学生たちだ。

 学生たちは月に1度、農産物を売る「たかさき昼市」を開き、あす4日には7商店街の約80店舗による北関東最大級の「100円商店街」を手伝う。プロの商店主と学生の協力関係は、少しずつ実を結んでいる。

 学生は、久宗周二教授らのゼミに所属する約15人。第3日曜の昼市が約2週間後に迫ると研究室に集まり、ゼミ長の寺本祥太郎さん(20)を中心に準備を始める。流れを確認して出店者に連絡し、ポスターやチラシを作る。どうすれば盛り上がるのか、各地の例を調べ、イベントも企画する。

 昼市を通じ、学生たちは商売の難しさを学んだ。道路使用や食品営業の許可申請、生産者との交渉など、慣れない作業は多い。産地直送の農産物を並べても、なかなか足を止めてもらえない。寺本さんは「小豆が売れず、思い切って『ぜんざいやおしるこにするとおいしいですよ』と声をかけたら手に取ってくれた」と、試行錯誤を振り返る。

 現実の厳しさも知った。閉店時間が近づくと、手間暇かけて育てられた野菜も値下げしないといけない。「赤字でも仕方ない。売れ残るよりはましだ」と値札を書き換える生産者を見て、半田朋之さん(21)は「身が引き締まる思いだった」という。

 国からの補助金で始めた昼市は、補助が切れた3月には出店者からの参加費で運営できるようになった。あす4日は、「たかさき春まつり」に合わせて昼市を臨時開催するほか、各商店が100円の商品を一品ずつ準備する「100円商店街」のチラシを配る。学生たちの奮闘に、商店主たちは「若い人も頑張っている街、という印象が強くなる」と期待を寄せる。

 学生は、数年で学校を去っていく。今の取り組みを、後輩たちが引き継げるかどうかは分からない。高崎商店街連盟代表幹事の堀米正一さん(59)は「生活がかかっていない学生が、どこまで責任をもてるか」と厳しいプロの視線を向けつつも、「実学の場として、これからもいろいろな形で協力していきたい」と「学生の商い」を見守っている。


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