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高経大を考える

140凡人:2011/03/05(土) 09:41:29
平成21年11月8日放送
「中国人富裕層の個人旅行解禁と北海道観光の課題」
 今年7月から、中国人の富裕層、具体的には年収が日本円にして350万円以上の人達に対する個人観光ビザが解禁になった。以来北海道を訪れる中国人観光客数は、着実に増えている。観光庁などによると解禁後3ヶ月での個人ビザの取得数はおよそ4400件と決して多くはないが、このうちの4分の1が北海道を訪れているそうだ。北海道の人気は、ビザ解禁だけが理由ではない。去年中国で公開された北海道を舞台にした映画「非誠勿擾(“冷やかしお断り”という意味)」の大ヒットの影響もあると言う。胡総領事は、「北海道の素晴らしさや良さは、今まであまり中国の人々に知られていなかったですね。去年の映画を見た人は一億人以上ですから、影響は非常に大きいですね。」。

総領事自身、北海道に赴任するまでは、北海道は「寒くて遠いところだと。中国とのお付き合いも少ない、そういう印象がありました。」と語っているが、外からはそのように見られているという事も、我々は意識しなければならないと思う。その胡総領事の北海道へのイメージは、3年の滞在を経て大きく変わったという。「今は、北海道について非常に良い印象を持っています。この大自然を見て感動しない人はいないと思います。春は延々と続く山脈。青々として新緑の大地が活力に満ち溢れる。夏もクーラーはいらない爽やかさ。秋の紅葉、定山渓やニセコなど他では見られない。冬は雪が多いですが、雪まつりとか人々を楽しませるイベントが沢山あります。」とまで絶賛して戴いた。

一方で、今後中国人観光客が増えていくと課題もある、と指摘することも忘れなかった。「一つはガイドさんのレベルアップです。一般的な観光の紹介だけでは今や足りないと思います。歴史とか風土・文化とか有名な人物とか、もっと豊かで丁寧な情報提供が必要だと思います。コミュニケーションの能力。これは観光業の大きな鍵となっています。」

また言われてしまった。これまでも北海道の観光資源=自然・食など=を称える声は随所で聞くが、ホスピタリティー(もてなし方)にはいつも厳しい指摘がある。気持ちはあってもそれを言葉や行動で表せない道産子の特質が、観光の発展にブレーキをかけているとすれば、自戒しなければならない。中国人に限らず北海道を訪れた人たちが、リピーターになってくれて、更に他の人を連れてきてくれて、北海道の観光も伸びていくものだろう。ちなみに胡総領事は、対談をこう締めくくっている。「もっと変化のある文化的な楽しみがあれば、北海道観光はもっと良くなると思いますね。やはり観光客のニーズは多様化していますから。」
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