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高経大を考える

119凡人:2011/03/02(水) 11:36:55
有意義な社会経験の場を提供してあげることこそが重要

具体的なDNAの事業はどのようなものでしょうか。
大宮 学生たちに職業や働くことの意味を深く考えてもらうため、企業の採用情報や様々な分野で働いている人を取材し、ホームページや冊子で紹介したり、「企業と若者の交流会」というイベントを開催する「キャンワーク」事業、地元FMメディアのラジオ高崎と連携して、学生の自主企画による番組制作、放送を行う「ラジコム」事業、ジョブカフェぐんまでアテンダント業務などに参加し、各種セミナーの企画や広報を行う「ジョブカフェ」事業、それと地域イベントに参加し、若い力を投入して地域を活性化することを狙いとした「まちづくり事業」などを行っています。

学生たちは地域で活躍する多くの大人と出会い、直接触れ合うことで刺激を受け、他者と関わることの喜びや地域社会に関わることの大切さを体感していきます。社会活動を通じて考えがオトナになり、社会人マナーやコミュニケーション能力などを自然に身に付け、この過程を通して、社会の中で生きること、働くことの意味を深く考えるようになっていきます。

今の学生たちは学校生活が中心で、同世代の仲間との付き合いがほとんどです。実社会との接点が少なく、大人とのコミュニケーションが苦手ですから、働く大人と直接触れ合い、現実を知る活動は大切ですね。
大宮 そうですね。よく勉強はするのですが、サークルにも所属せず、アルバイトのほかは自分の時間を消費する個人化というか、個別化、弧族化する生活スタイルで学校生活を送る学生が増えています。今の若者にコミュニケーション能力が欠けていたり、集団で行動する力が不足しているのは、地域社会で多くの大人たちや行事にかかわり、役割を担って活動する機会を持たないまま育ってきたからだと思います。従って学生や若者たちが社会に積極的に参加していくためのシステムづくり、有意義な社会経験の場を提供してあげることこそが重要になっているのです。

今のゼミ生を見ていて、つくづく思うのは、ボランタリーな地域活動のチャンスを提供してこなかった私たち社会(家庭、学校、地域社会)にこそ責任があるのではないかということです。学生たちに初めから「自主的に地域づくり活動にかかわれ」と言っても無理な話です。いつ、どこで何をすれば、自分が成長し、社会力を培えるのか、なかなか分からないものです。教員がプロデューサーやコーディネーター役となり、自治体や地域社会と連携し、社会参加の場を提供し、背中をポンと押してやれば、学生たちは、いきいきと積極的に取り組むものです。
2-インタビュー


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