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雑談&連絡スレッド

3363無精髭:2011/11/21(月) 00:40:12
権力論で有名な思想史家のミシェル・フーコーのゼミを元にまとめられた
『ピエール・リヴィエール―殺人・狂気・エクリチュール』(旧訳題名『ピエール・リヴィエールの犯罪―狂気と理性』)
なんかどうでしょう。
http://www.meijigakuin.ac.jp/~french/shinkai/pdf%20files/pierreriviere.pdf
http://polylogos.org/fou24.html
普段の生活では他の者と比べ特に変わらず正常であり、しかも犯行に際しては
事前に計画したことを冷静に完遂するほどに理性的だが、ただ一点、動機だけが
欠けている状態―――このような理性の狂気=錯乱なき狂気=モノマニーによる
新たな犯罪のタイプ「動機なき犯罪」に対して、19世紀初頭の司法権力は原理的に
刑を宣告することができなかった(ちなみに理性の喪失と表裏一体である狂気や
錯乱であれば裁かれなかった)。この新たな法学上の問題―――いわば従来の
司法権力の欠陥を、精神病理学が補完することで、逆に精神医学が刑法と並ぶ
裁判上の決定審級として権力化していくさまを実際の事件・裁判の記録に即して
解き明かした本、だそうです。

思うに、ピエールは永山則夫と宮崎勤を足して2で割ったみたいな感じでしょうか?
20世紀末の日本社会が経験した問題をフランスは200年近くも前に通過して
いたんですね。さすが進んでますね(苦笑)。

犯罪者の自伝を読む―ピエール・リヴィエールから永山則夫まで [著]小倉孝誠
http://book.asahi.com/shinsho/TKY201011080108.html


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