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雑談&連絡スレッド
3205
:
紫煙狼
:2011/03/06(日) 03:46:09
私の父方の祖父は、病院が大嫌いでした(笑)
子供のころ、病院で怖い目にあったのか、注射が嫌いだったのか…。とにかく病院が嫌いでした。
「病は気から!気が緩んでいるから病気になんかなるんだ!軟弱だ!」と言ってばかりいました。
風邪で熱があるときでも、絶対に「風邪だ」とは認めませんでした。それでも、もともと頑丈だった
のでしょうね。ある年齢までは、それでもガムシャラに通してきていました。
このじい様、自分が病院に行かないだけではなく、家族にも病院に行かせない傾向がありました。
婆様が「具合が悪い」と言っているときも「気のせいだ!精神力で乗り切れ!」と言って病院に
行かせないクセして、実は神棚に「治りますように」なんて祈っている。そんな人でした。
厳格なじい様なので、家族や周囲の人は、基本的に絶対服従でしたが、私は初孫で男の子という
こともあり、とても可愛がってもらっていましたから、無邪気に質問したことがあります。
「どうして病院に行かないの?」するとじい様はしばらく考えてから答えました。
「だって、重い病気だとわかったら、こわいだろう?」
「それにね、日本人の殆どが病院で死んでいるんだよ。あんなところに行ったら殺されるよ。」
星の王子様風に言うなら「大人って変だな」と思いました。
そんなじい様が定年してすぐ、倒れて病院に救急車で運ばれました。救急車の中でじい様は
「後生だから病院になんか連れて行かないでくれ。殺されちまう!」と叫んでいました。
じい様は末期の大腸がんでした。出血を止めるために開腹手術は行いましたが、止血するだけで、
既に患部は広がり転移も各所に見られ、一切の摘出は行われませんでした。
こんな怖がりの、こんなやせ我慢のじい様でしたから、さすがに告知はしませんでした。
医者が言うには、初見で既にここまで進行している人は、初めてだったそうです。
本当にずっと前から、痛くてたまらなかった筈だと医者は言っていました。
それから2年。じい様は還暦を迎えることなく亡くなりました。
(今思うと、まだ55歳定年だったころの話ですね)
生前のじい様を最後にお見舞いに行ったときの事を今でも覚えています。
「俺は病気じゃネェって言ってんのにヨォ。」
あの人みたいに、病院に殺されたとでも思えれば、どこか楽なのかもしれませんね。。。
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