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雑談&連絡スレッド

2676無精髭:2009/11/16(月) 19:21:28
>>2672
うーん。分が悪い論争を避けた点では合理的とは言えても、勝てる見込みのない
裁判を起したという点でそれまでの慎重さを帳消しにするくらいの不合理さを
発揮してくれたのではないでしょうか。

目先のことに関しては損得勘定が出来ても、もっと先のことになるとからっきし
ダメのようですね。

ワイネフ氏との件も含め、小谷野氏一連の他者に対する毒舌鋒や批判はもしや
ネタやも知れないとの感が、私には今でも否定できません。つまり氏特有の一種
のアイロニーではないかと。

いずれにせよ、英文学者、文芸批評家、作家、と幾つかの顔を持っている人なので、
今回の件で文化人としての社会的信用を下げなければ好いのですがね。この人の場合、
少なくとも本が売れないと食いっぱぐれちゃうわけですから。


>>2673
小谷野敦氏の場合、殊に専門外については、ルサンチマンがその言論活動の
原動力になっているのですよ。純粋な知的好奇心や学術的興味からではなくてね。

つまるところ動機が不純だからよく調べもしないし、無知・無理解を居直れるから
その道の通説を退けるのに自然とそれとは相反する説に肩入れせざるを得ない。
権威を否定しているようで実は自分にとって都合の悪い考えを否定したいだけのこと。

こういう口先だけの反権威論者に限って、その道の権威の考え・または通説である
ような考えに対して、自説にとって都合のよい理論なりデータなりと見なせるのであれば、
ちゃっかり利用するのでしょう。

ついで自分が権威論証を為していることを隠すために、曲解・拡大解釈といった
非論理的手段に手を染めてしまうといったことになるわけです。

紫煙狼さんが権威を退ける(というか寄りかからない)のは
・総じて真偽の確定に関して慎重である
・徒党を組むのが嫌い
・同じ結論に達するのなら他人の意見を受け入れるよりも、独力で考えを巡らした方が探究心の向上や思考力の鍛錬に繋がるだろうと考えている
・権威はおろか、それに反対する立場も別の権威を形成しかねないから、どちらの説にも頼らない
・そもそも専門的な議論はしない

といったことが理由としてあるからではないかと。

ちなみにKenさんが紫煙狼さんと異なっている点は上で言うと3番目と5番目
に当たるのではないでしょうか。

紫煙狼さんには専門家にしか手に負えないと思える問題でも、Kenさんには
素人も口を出せる余地があると思われることが多いのでしょう。要は努力・
勉強しだいであると。自力で当の問題意識に近づけるかどうかを試してみて
からでなければ、そもそも議論に参加できるかどうかすら覚束ないのですから、
参加してもいない議論について有意義だの無意義だのと言っても仕方がない
かもです。

将来において真偽の覆る可能性が完全に否定できないから現在において真偽を
確定することが困難であるという問題については紫煙狼さんの仰る通りですね。
ただ、議論に参加する者全てが真偽を確定するためばかりにソースを自分から
出したり他人に求めたりするとは限らないということもあるでしょうね。
議論において真偽を判定することが重要となるか否かによってもソースを提示
することの意義は変わって来るのではないでしょうか。要は、どんな問題に
ついて議論するかということが大事かと。

あともう一つ。同じ問題・議論について真偽を考査するにしても、現在でやるのと
未来でやるのとでは意味合いが異なるのではないかということ。言い換えれば
問題・議論において求められる真偽とは別に、その時代の社会や人々にとって
何が真として選ばれた方が好いかということ、また同じ問題であっても時代が
移れば何が真である方が社会や人々にとって好いかということも変わるかも知れない
ということ、これらを考え・話し合う必要はあるでしょう。―――「社会や
人々にとって」ではなく、「国家や権力者にとって」かも知れませんが。

論者のタイプに関する分類についてはufloatさんの仰るとおりだと思います。
Kenさんのようなタイプはおそらく他人の意見の受け入れ方―――吸収(解釈)
の仕方や扱い方(批判の仕方)が尋常じゃないのではないかと思います。
勿論ほめ言葉。生半可なものではないという意味で。


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