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雑談&連絡スレッド
1146
:
通りすがり
:2005/03/10(木) 11:22:26
非常に疑問なのは800億もの金を調達できる信用があるならなぜ、独自で
インフラ整備した上でネット放送局をやろうとしないのか、ということ。
電波と違ってお上の免許も不要(のはず)だし、自分の理想をとことん追求できるはず。
おそらくそれをしないのはノウハウがないから。また、既存メディア郡の築いた
牙城に入り込むのは新規企業にとって至難の業だから(企業によっては特定メディア
以外取材に答えないところもある、マスコミとして信用されるにも相当の時間が
いる。)だったら、メジャーをのっとり、意のままに操ったほうがいいと考えたのでしょう。
ただ、今回ののっとり劇を推し進めることと堀江のいう「パブリックジャーナリズム」は
矛盾している。Pジャーナリズムというネットだから可能にしていることを「ネットと
メディアの融合」の例に出すなら、メディア巨大企業をのっとる必要などないからだ。
また堀江は「Pジャーナリズムで、誤報ややらせもなくなる、情報の一方的な押し付けも消える」
とまでいっている。
ここまでくるとネット妄信としかいえない。一般市民が記者となって情報発信するというのは
ぱっと見ただけでは聞こえがいいが、よく考えるとこんな恐ろしいことはない。それこそ誤字脱字
だらけ、勘違い、事実誤認、事実歪曲、捏造そんな記事が垂れ流されることになる。
筑紫哲也もいってたが、誤報や捏造はどんなメディアでも起こる。逆に既存の
メディアのほうが、少なくても誤報はださないようなシステムを作っている。
記事を書くというのは簡単ではない。既存メディア百数十年の中で形成された
テクニックがある。堀江はそんな物いらない、個人のメディアリテラシーを信用
せよという。しかしメディアリテラシーは個人差が激しいし、組織的な捏造をネット
でやられたら、リテラシーがある人でも騙されるだろう。
堀江の言うPジャーナリズムが一般人記者の無制限な情報発信をいうならそれは
「便所の落書き」を増やすだけだろう。
情報の一方的な垂れ流しというのもちょっと違うと思う。いまでも「読まない自由」
「見ない自由」はある。
ただ、堀江のいうように五年後、十年後、ネットがメディアの首座にあることは間違いないと思う。
もっともライブドアが首座ではないかもしれないが。
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