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死刑制度についてひと言お願いします

370loveless:2003/11/15(土) 04:12
>>356 瀬田さん、
私が、「冤罪」問題が死刑存廃議論とやや離れていると感じたのは、
次のような理由から、存廃の決定的な対立軸にならないと思ったからです。
(でも、皆さん対立してますね。笑)
 1)死刑が存在している状態であっても冤罪を無くす努力は可能
 2)終身刑などの冤罪と死刑の冤罪とで本質的な差は無い

1)については異論が無いと思います。
2)については、時間を奪うことも取り返しのつかないことであり、
人生を奪うという行為を考えるとあまり変わらないというのが、
私の意見です。
(ここが廃止派と存置派で意見が分かれるところでしょうか?)

(以下、長いし哲学っぽくなるので暇なときに読んでちょ)
356の後段について、私としては、「時間」は個人に帰属する利益
とは異なるものと考えます。金銭とか財産・地位などは、確かに
個人としての生命に帰属するものでしょう。そのため、主体の個人が
存在していれば、従であるそれらのものを再び帰属させる(賠償する)
ことも可能です。

「時間」はどうでしょうか?
個人への時間の影響としてわかりやすいものに、「老い」や「寿命」
などがあるかと思います。これらは、確かに主体である個人が存在
してこそ意味のあるものです。ところが、時間そのものは個人を
無視して勝手に進んでいたりもします。ある時刻の瞬間にある個人が
とれる行動は唯一つだけです。これが、時間は取り返しのつかないもの
であるという理由だと思います。
例えば、仮に50年前に瀬田さんと全く同一の個人が生きていた
としましょう。この瀬田ドッペル君は、現代の瀬田さんと全く
同じように年をとり、老い、寿命を迎え亡くなるものとします。
でも、瀬田さんの人生と瀬田ドッペル君の人生は全く同じになる
とは思えないですよね?

浅学の身なので、瀬田さんの論を誤解しているかもしれませんが、
私が時間も生命そのものと同じように取り返しのつかないもの
(なので終身刑などの冤罪と死刑の冤罪に本質的な差はない)と
考えるのは以上からです。
(。。。その割には時間を無為に使っている。。。 自爆)


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