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死刑制度についてひと言お願いします

2796紫煙狼:2010/05/13(木) 02:08:20
相当さかのぼりますが…。基本的にQさんのご意見は私の意見の表裏のような感じで、
共通の結論に至ることはできなかったとしても、相互理解は難しくないと考えています。

>>2760
>犯罪者についてその反省や更生を促し期待する事と、犯罪者を社会に出すか否かを判断する事は別なのではないか
ここですけど「反省した後悔している、だからホイホイと出獄させていいというものではない」という文意のみなら
私も納得できるのですが、逆に「満期上等」のような囚人に対しても、応報的刑期を満了したからには、反省や悔恨が
見受けられなかったとしても出獄させるべき、とお考えでしょうか?もしそうであれば、教育の拡充とともに、
厳罰化(収監期間の長期化)を図るとより効果がありそうですね。

>死刑の様に絶対的に社会復帰を認めない科刑を処す場合に於いても、施すべき教育は為された方が良い
に関しては、私も半ば同感ですね。ただ、Qさんとの決定的な差として、私は教育を権利、Qさんは教育を刑罰の
一環として捉えていらっしゃるので、同じ論拠で異なった答えを導き出しているのかもしれません。敢えて言うなら、
私自身は教育を刑罰の一環と捉えることにさほど強い抵抗は感じません。ただ、Qさんも仰っているように、
「犯罪者個々の精神にただ期待するしか無い物」であるから強制的に行う(必ず費用が発生する)ではなく、
権利とするほうが「望まない者に対して教育費用は嵩まない」というところでしょうか。
私個人が犯罪者に対しての教育費用をどのように考えるか?は既にご理解いただけているかと思いますが、
「私の納める税金がそのために増やされるとしても吝かではない」という考え方です。しかし、こと、死刑に関しては
「(教育とか拘置に)お金をかけず、さっさと殺したほうが費用が無駄にならない」という考え方の死刑賛成派も多い
ので、そのような方々との落としどころに苦慮しています。

>>2763
>個々の犯罪者に対し刑罰を科す側が期待する精神の在り様は同一である
つまり、相手が死刑囚であろうが懲役囚であろうが犯した罪に対する反省や後悔はしてもらわなければならない、
という意味ですよね?であれば、死刑囚は反省なり後悔なりするまで処刑してはならないのではないでしょうか?

おそらくQさんも私も囚人に反省や後悔を求める根本に「罪と向き合い、反省や後悔することで、残りの人生を
少しでも有意義に(自分のためにも、他人のためにもなるように)過ごしてほしい」という切なる願いが込められて
いるものと考えます。私はその「有意義に過ごす期間」が長ければ長いほうが良いと考えていて、天寿が尽きる前に
人為的に命を奪うことを良しとしないわけです。そこでお伺いしたいのですが、この反省や後悔を引き出すために
死刑と言う方法を用いなければならない相手がいる、とお考えでしょうか?いや、違うようですよね。あくまで処刑は
応報的な刑罰として…であって、Qさん的には「反省や後悔を引き出す手段の一つ」ではないようですね。

私は「応報」をさして重要視していないので、殊更に応報を強調しなければならない理由が分かりません。
なるほど、刑罰の重軽は応報の重軽なのかもしれませんし、刑罰を制定する際の基準になるものは応報原理であるやも
しれません。しかし、だからと言って応報のために「刑罰を科す側が期待する精神の在り様」を捨てる気にはなれません。
私は刑罰の本質を応報ではなく「刑罰を科す側が期待する精神の在り様」に置くべきではないかとさえ考えます。


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