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死刑制度についてひと言お願いします

2717紫煙狼:2010/05/02(日) 00:17:46
>>2708
>死刑存置派は、死刑制度には抑止力があると主張する
>死刑廃止派は、死刑制度には抑止力は無いと主張する
>抑止力があることは(明確には)証明されていないし、無いことも証明されていないのが現状である
どうだろう、これで抑止力の有無が証明されたところで宗旨替えをするのは極めて一部なのではないだろうか?

実際は
死刑存置派は、死刑制度には抑止力が無いとしても存置を唱える
死刑廃止派は、死刑制度には抑止力が有るとしても廃止を唱える
これが現実なのではないだろうか?というのも、私は死刑には犯罪抑止効果があると認める廃止派だからね。
自分が廃止派の中での多数派であるというつもりは無いが、抑止力だけをそこまで重大事として扱うような
廃止論にも存置論にも出会ったことは無いのですよ。それはまるで「再犯の可能性の大小で死刑存廃を語る
べきではない」というのと同じでね。だから、抑止論の有無の証明が必要であると考える意見の本質は
「死刑による抑止力は最も強烈なもので、他の方法で代用できるものではない」と証明するか、
「死刑による抑止力は実は思ったほどのものではなくて、他の方法で代用可能である」と証明するか、
このどちらかなのではないかと思うのですよ。

だから、已む無しさんの言う実験は試みとしては面白いものであるかもしれないが、本質に迫る類のものでは
ないと思うし、逆にこの実験を実施したとして、カードを持つ者と持たない者が同じレベルのリスクを抱える
と本気で思うのですか?いや、これは犯罪者の心理をまるで無視した提案に思えますね。

犯罪者は可能な限りリスクの低い方法で犯罪を行うと思うのですよ。つまり弱者を標的に選ぶのは、犯罪を成功
させ、失敗するリスクを減らすためではないですか?殺害する相手が誰でもいいなら弱い者を標的にする。
同じく、失敗したときのリスクを考えれば、カードを持つものを標的と選ぶでしょう。と、すれば、ここで得られる
データも死刑廃止時の抑止効果と死刑存置時の抑止効果を意味するものではないと思いますよ?そこで得られるデータ
は、犯罪者は自分の保身を最優先に標的を選ぶ、という至極あたりまえの結論ではないでしょうか?危険ですよ。

ならば逆に、犯罪者(犯罪予備軍)にはリスクがわからない状態で実験したほうが効果的なのでは?
つまり、最初に全日本人の50%を任意に抽出し、これに該当するか否か、本人にも分からないようにする。
何らかの犯罪が発生した際に、被害者がこの抽出された50%に該当した場合は、被害の大小にかかわらず
犯人を死刑に処す。簡単に言えば、犯罪2件に1件は死刑ですね。死刑になる確率が被害者一人当たり50%ですから、
2人の被害者が出た場合死刑になる確率は75%、3人の被害者が出た場合は87.5%、4人被害者が出た場合は、
およそ95%死刑ですね。これであらゆる犯罪が減少すれば死刑には抑止効果がある、と結論できるのでは?

どちらにしても、犯罪が増えるかもしれない方法で実験するよりは、犯罪が経るかもしれない方法で実験したほうが
より危険性は少ないと思いますがいかがでしょう?

もちろん、死刑廃止を訴えるなら、身の危険というリスクを甘受せよ!という脅しであるのは理解していますがね。


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