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死刑制度についてひと言お願いします

2485通りすがり:2010/02/10(水) 03:16:48
>>2484
>もしかしたらないんじゃないだろうかと疑うのは不合理であると仰るのはよく分かりません。

「ないんじゃないだろうか」と同時に「ないということはないんじゃないだろうか」
とも考えるべきのはずです。
片方にある程度具体的な根拠があるのに、もう片方は抽象的な不安だけを根拠にする、
というのはアンバランスなので、その不安の原因を探って明確にすべきだと思います。

私は文字通り通りすがりなのでkenさんの冤罪のリスクについ語った部分は知りませんが
おそらく同じことでしょう。
小さな範囲では冤罪のリスクが司法制度のメリットを覆すほどに、または再犯のリスクよりも
大きくなっているとは考えにくいと思います。
もしそれほどリスクが大きければ、日本の司法制度は現在のような信頼度は持っていないと思います。
「死刑になりたい者」は普通に考えれば死刑になりたくない者より遥かに少数でですし、
それらの要素が大きな範囲では逆になるという具体的な根拠を私は知りませんし思いつきません。

>「(社会全体という範囲に比べれば)それほど怪しくない」

全体という範囲と比べているのではありません。
社会全体の範囲ではどんな理屈を使っても、影響を特定すること自体が不可能
(「あるともないとも言えるけど証拠が無い」)なため、
何を当てはめようとしても怪しげになるという意味です。
ただ、大きな範囲を小さな範囲の集合体であると考えた場合には、
集合することによって性質が変わるという理論が無い限り、
小さな範囲で無いことは、集合しても無いと考える方が自然なので、
そこから考えると、小さな範囲のことを社会全体に拡大しても、そのとき怪しげになる(性質が変わる)
根拠はあまりないのではないか、あるなら具体的に突き止めるべきではないか、
という意味で書きました。

>たとえば私は死刑が怖いですが、その恐怖が私において殺人への欲求を
>抑止しているとまでは思えないのです。

この場合、殺人を行うための閾値が非常に高い人、または非常に低い人の話をしても意味が無いと思います。
死刑存廃の間で揺れるようなボーダーの人がどちらをとる可能性が高いか、という話をすべきだと思います。

>死刑の抑止力が自分にとって無効であることを証明するために、あえて人を殺してみる

そしてこういう人がいるのならば、死刑廃止の理念が無効であることを証明するためにあえて人を殺してみる
という人も同じ位いると思いますし、やはり同じことをするのでもできれば死にたくない人のほうが
比較にならないほど多いはずなので、私はそこまで大きな根拠になるとは思えないのです。
これらの疑問点にもっと自然な解釈があればもっとすんなり受け入れられるのですが。

誤解の無いようにもう一度書きますが、
私は死刑存廃によって本当に犯罪が増減したか、ということを証明することは不可能と思っているので、
存廃論どちらに受け入れやすい根拠があろうとなかろうと、それは納得性だけの問題で、
「社会全体での抑止力は分からないので結論は出ない」というのが私の答えです。
もしかしたら抑止力の問題は本当に犯罪が減るかの問題ではなく、納得性だけの問題なのかも知れない、
とも思っています。


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