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死刑制度についてひと言お願いします

2223無精髭:2009/07/04(土) 08:24:29
>>2222
>・犯行グループの特定の者がリーダー格であると言う事実が無い。(1)
>・誰が一番最初に手を出したかは、事件後の調査でも明らかにできなかった。(2)
>・少なくとも最初の一撃が致命傷になったとは言えず、何度も殴打されているうちの
> 何打目かが致命傷になっており、それを加えたものは特定できない(3)
>・本当は特定の誰かを殺害する予定であったが、その相手が現れず、手ぶらでは帰れない
> と言うワケのわからない集団意識が血を求め、結果として通りすがりの無辜の人間が
> 被害者となった。(4)

上記4つの条件(特に(2)と(3))を受け入れなければならないとすると、非常にまずい
という気が・・・(汗)。「5人組みの犯行グループに対する10人の被害者」のケースでは、
(2)と(3)の条件と「犯人一人当たり2人の被害者を殺害したと考えると」という部分
とが相容れないと思いますし、「5人組み(略)に対する5人の被害者」のケースでは、
「犯人一人当たり一人の被害者を殺害している計算」の部分が(2)と(3)で不明とされて
いる事実関係があるにも関わらず、被害者と加害者が同じ人数だからと言う理由でそこの
ところの帳尻を合わせてしまうのはどうなんでしょう(笑)。

><20人組みの犯行グループが一人の被害者を殺意を持ってメッタ殴りにして死に至らしめた>
>一人の被害者の命を贖うために20人全員を死刑にすることはありえるのか???

私は何もシェンさんの仮定の仕方にケチを付けたかったのではなくて、上記のような事件を
考える場合、犯行に関わった者全員に対して死刑を適用すべきかどうか判断を下す上で、
確証とは言えなくても、事実関係をある程度明瞭にしてくれる情報というのは無くては
ならないものなのだな、とシェンさんの例えを読んで改めて気づかされたのでした。で、
本当は想像したくもないことですが、一人を殺害するのに20人が協同的に動くというのは、
想像以上に事実関係の解明を難しくするのではないかと思いました。犯行現場に目撃者が
いたとしても、いや人数において犯行グループを上回る目撃集団が取り巻いていたとしても、
上の(2)と(3)における不明な事実を明らかにすることは相変わらず難しそうです。

加害者が20名ならまだしも、50名…100名…とどんどん増やして考えてみますと、事実関係を
知りたいという欲求は強くなれども、明確な形でそれを知ることはもはや不可能と言っていい
でしょう。互いに相手の主張する事実を否定しあうといった証言や単なるデマの数々が出て
きそうで、何だか厄介なことになりそう。

ただし、たとえば加害者100名に対し被害者1名という構図で、加害者グループの各人が自らの
犯行において他のメンバーと同等の責任を持つと判断しても良いほどに事実関係が判明している
場合は、それに加わる者一人ひとりの責任が同じになるというような集団リンチとは具体的に
どういうものなのかという方法的問題や、そもそもそういった犯行が実際にありうるか否か
という現実的な問題を考慮しないなら、たとえ良心の声に逆らうことになろうとも全員を死刑に
処さなければならないのではないでしょうか。苦渋の決断ここに極まれり。泣いて馬謖を斬る
みたいなものなんじゃないでしょうかねぇ。


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